中編からの続きです。
夜明け前に起床し、車から降りて辺りを見回すと、埠頭の先端には既に先客がちらほら。
特に狙いなどはなかったので (初めて来る島で勝手が分からなかっただけともいう) 、とりあえず前日に購入したキビナゴ餌のぶっこみで当たりを待つことにしました。
1時間ほど経ってようやくヒット。勢いよく海面に食い込む竿先。
引きずり込まれそうな竿を足で押さえつけ事なきを得て、慎重に巻いて引き寄せます。ただ、鋭い引きではあるもののハタのような根魚とも青物とも違う妙な応酬。
理由はすぐにわかりました。
上がってきたのは、50cmは下らないであろうキヘリモンガラ。琉球列島のタマン(ハマフエフキ)釣りなどで外道としてかかる魚らしいです。てか歯が凶悪すぎるやろ。普通のモンガラですら怖いのに。誤って指噛まれでもしたら返ってこなさそうですね。
レンタカーの返却期限が24時間だったので、ひとまず納竿して昨日回れていなかった残りの景勝地を巡りに行きました。
島の南西端、犬田布岬からの眺望。
戦艦大和慰霊碑。長い間この徳之島の沖に沈んでいると考えられていた大和ですが、後年の調査で枕崎沖が実際の沈没地点だと判明したという経緯があります。
喜念浜。こちらは西岸の断崖絶壁とは打って変わって穏やかなリーフの砂浜です。
亀津に戻って期限30分前にレンタカーを返却。フェリーの出航までは数時間あったので、港近くの堤防で糸を垂らしますが…
追加したのはモンツキハギと数尾のオジサンのみ。引きは強いんだけどね…
鹿児島行きのフェリーは17:00に出航。行きと同じく一晩の船旅です。
ありがとう徳之島。これで未訪問の奄美群島の有人島は加計呂麻島・請島・与路島・沖永良部島・与論島の5つになりました。できれば鹿児島にいるうちに制覇したいですね。