なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

B級スポット

"100%絶景の島" 甑島列島を旅する 1日目

先日東シナ海上の離島・甑島(こしきしま)列島に行った時のお話です。上甑島・中甑島・下甑島の3つの有人島を擁する島々で、現在は全域が合併により薩摩川内市域となっています。昨年夏に中甑島と下甑島を結ぶ甑大橋(鹿児島県内最長!)が開通して車での3島縦…

夏の道央周遊記2021 Part2 真狩→岩内→積丹→札幌

前回の続きです。 翌朝、真狩を出て隣町の京極へ。湧水の町として知られ、羊蹄山麓の湧水地を公園化したふきだし公園なるスポットがあります。セコマの2リットル水も京極の名水ですし、さしずめ関西人にとっての「六甲のおいしい水」のようなポジションなの…

啓蟄の北海道クルマ旅 6日目(3/10) 釧路→広尾→様似→苫小牧

前回の続きです。 釧路の快活CLUBに泊まり、7時頃出発。幣舞公園から市街地を眺めてから、西に進路をとりました。 白糠町の庶路駅。使われなくなったホームに国鉄時代からの駅名標が残されています。 浦幌町より南西の太平洋沿いには鉄道もなく、断崖と砂浜…

啓蟄の北海道クルマ旅 5日目(3/9) 網走→美幌峠→根室→釧路

前回の続きです。 この時期の網走でどうしても見たい生き物がおり、早起きして流氷の海を彷徨っていました。…結果は3つ後の記事で! 網走市街を後にして、西女満別駅に立ち寄ります。周囲に人家は殆ど見当たらず、秘境駅の類なのですが……なんとこの駅、女満…

啓蟄の北海道クルマ旅 4日目(3/8) 旭川→三股→湧別→網走

前回の続きです。 7時に旭川を出発、セコマで朝飯を調達して国道39号線を東の方角に向かいます。 まずは、5日後に廃止を控えた上川町の石北本線・東雲駅に立ち寄り。簡素なホームだけの棒線駅で、少し離れた位置に物置のような待合室が設置されています。 旭…

啓蟄の北海道クルマ旅 3日目(3/7) 札幌→歌志内→留萌→旭川

前回の続きです。 無料モーニングのポテトを食べてから、7時頃に出発。 まず向かったのは三笠市の幌内線萱野駅跡…しかし積雪量が半端なく、まともに見学もできないまま次の目的地へ。 続いて北上して山間部に入り、上砂川町の上砂川駅跡。函館本線の支線の終…

啓蟄の北海道クルマ旅 2日目(3/6) 豊浦→瀬棚→長万部→札幌

前回の続きです。 夜明け前に起床。寝袋とマットを持ってきていたので一応普通に眠れはしましたが、やはり寒い……防寒着で重武装して寝袋に潜り込む形になるので、身動きもあんまり取れない。もうやりたくないな。 豊浦の道の駅を6時丁度に出発し、日本海側の…

啓蟄の北海道クルマ旅 1日目(3/5) 苫小牧→登別→室蘭→豊浦

3月上旬に北海道をレンタカーで旅してきました。 全体の旅程としては 2/28 鹿児島を出発 3/5 列車とフェリーを乗り継いで苫小牧西港に到着 3/5〜11 道内周遊 3/11 小樽港を出発 3/14 行きと同じくフェリーと列車で鹿児島に帰還 という、丸々2週間かけたかな…

諫早湾干拓堤防道路を徒歩で辿る

先日(といっても1ヶ月以上前ですが…)、旅名人の九州満喫きっぷを使って釣り初めがてら佐賀・長崎方面を旅してきました。3日分で11000円、JR以外の鉄道も乗り放題、青春18きっぷのような利用時期の制約がない、と九州内で完結する貧乏旅行のお供に大変重宝…

2020旅納め@奄美大島・加計呂麻島 3日目

前回の続きです。 朝マズメの堤防に寄り道したりしつつ、一夜を明かした住用の道の駅から58号線を北上して名瀬方面へ。名瀬の釣具屋で餌を調達してから更なる目的地へと向かいます。 市街を抜け、海岸沿いを大回りする県道に入ります。奄美市から龍郷町に差…

2020旅納め@奄美大島・加計呂麻島 2日目

前回の続きです。 起床後、せとうち海の駅の脇にある防波堤で釣り。 釣果に関しては後日別記事にてまとめる予定ですが、ここではブダイ類(奄美名:エラブチ)が面白いくらい釣れました。大型船が出入りする港なので水深があり、良いポイントです。 ちなみに、…

2020旅納め@奄美大島・加計呂麻島 1日目

避寒も兼ねて、2泊3日で奄美大島に旅納め・釣り納めに行ってきました。記事にするのは初めてですが、奄美大島に渡るのは今回で3度目です。 アクセスは毎度恒例の鹿児島〜那覇航路で。船はマリックスラインのクイーンコーラルプラスでした。 夕方6時に鹿児島…

県境探訪 千歳川@神奈川県湯河原町/静岡県熱海市

用事で関東に行ったついでにちょこっと県境探訪。ともに温泉地として知られる湯河原町と熱海市の間の県境です。 湯河原駅に降り立ち、県道を2kmほど山側に入った湯河原温泉の中心街の方面に向かいます。 住宅街の中に旅館や料亭が混じり始め、街並みにもだん…

桜島を望む湾奥の離島・新島を訪ねる 後編

前の記事からかなり日が空いてしまいました……楽しみにして下さってた方がおられたらごめんなさい、続きます。 前回は行政連絡船で新島に上陸したところまででした。 引き続き、港から島の東側に向かって歩道を進みます。 この新島、基本的に画像のような礫混…

桜島を望む湾奥の離島・新島を訪ねる 前編

今回は鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ唯一の有人島、新島に行った時のお話です。 桜島の北東に浮かぶ、周囲2kmに満たない小さな島です。同字の島では伊豆諸島の新島(にいじま)が有名ですが、こちらの読みはしんじま。ちなみにどちらも火山活動によって形成された…

秋の週末徳之島プチ旅 後編

中編からの続きです。 夜明け前に起床し、車から降りて辺りを見回すと、埠頭の先端には既に先客がちらほら。 特に狙いなどはなかったので (初めて来る島で勝手が分からなかっただけともいう) 、とりあえず前日に購入したキビナゴ餌のぶっこみで当たりを待つ…

秋の週末徳之島プチ旅 前編

鹿児島本土から奄美群島方面へは、2つのルートのフェリーが運航されています。 ・鹿児島-名瀬(奄美大島)-亀徳(徳之島)-和泊(沖永良部島)-与論(与論島)-本部(沖縄本島)-那覇の「フェリーあけぼの」「フェリー波之上」「クイーンコーラル8」 ・鹿児島-湾(喜界…

県境探訪 岡村大橋@広島県呉市/愛媛県今治市

とある試験で大阪に行く用事ができたので、道すがら瀬戸内の島々をぶらぶらと巡ってきました。そんな中での海を跨いだ県境探訪記です。 竹原港から高速艇で大崎下島の御手洗(みたらい)港へ。大崎下島自体は安芸灘とびしま海道を通じて呉市へと繋がっています…

喜界島奇怪紀行 Part6

■8/22朝 喜界空港 最終日。お世話になった宿をチェックアウトし、丸4日借りた自転車を返しに喜界空港の売店へ。 島に来てから特に南国らしいものを口にしていなかったため、食堂でさとうきび生ジュースを注文しひと休憩。 意外とさっぱりした味わいなので、…

喜界島奇怪紀行 Part5

■8/21朝 喜界島南西部 朝食を済ませた後、デジカメを持って蝶の観察へと出発。湾集落から南方向へ漕ぎ進め、目星をつけていた自然度の高い遊歩道へ。 リュウキュウアサギマダラ。「the 南国の蝶」といった感じの華やかさです。 色合いはアサギマダラに似てい…

喜界島奇怪紀行 Part4

■8/20昼 at小野津周辺 前日に急勾配の行程を漕ぎ続けた疲れからか、痛恨の寝過ごし。とはいっても島で行きたい場所はもう一通り回れていたので、昼から夕方にかけて小物釣りに興じることとしました。 竿とクーラーボックスを携え、バスと徒歩で小野津集落付…

喜界島奇怪紀行 Part3

■8/19 この日は観光に徹することにしました。宿を出発し、島の東側にある丘陵地に向かって漕ぎ進めます。 ところどころ手押ししながら長い急坂を登り進める途中、 突如現れる名物看板。ポケモンGOのジムにもなっていました。 ちなみに描かれている蝶はアサギ…

喜界島奇怪紀行 Part2

■8/18午前 atスギラビーチ 日の出後、湾の集落から海沿いに伸びる道を歩いて抜け、スギラビーチに向かいました。 うわ〜〜〜〜〜(発狂) さながら桃源郷の具現化のような景観でした。サンゴ礁の磯が侵食されてできた天然のビーチなんですが、ここまで綺麗だと…

喜界島奇怪紀行 Part1

更新サボって放置してる間に、前の記事から4か月も開いてしまいました。申し訳ないです… この数か月間、コロナ禍と私生活の忙しさがあいまって碌に遠出やアウトドア系の活動ができていなかったんですが、先週やっと機会ができたのでここぞとばかりに喜界島に…

片道7分の離島 佐伯湾・大入島の旅

大分県佐伯市の大入島(おおにゅうじま)に行ってきました。佐伯市街からほど近い位置にあり、対岸の日豊本線の車窓からも間近に望むことができます。 市の玄関口・佐伯駅から港までは徒歩10分ほどでアクセスすることができます。島と本土とを繋ぐ航路はいくつ…

県境探訪 イオンモール高の原@京都府木津川市/奈良県奈良市

今回は県境シリーズの中でもかなりメジャーな部類の物件。 京都と奈良の府県境にまたがる広大な敷地を持つイオンモールです。最寄駅の近鉄高の原駅は奈良市所在ですが、店舗全体に占める敷地の割合としてはむしろ京都側の面積の方が広く、正式な書類上の所在…

岩国の石人形とニンギョウトビケラ

山口県岩国市の錦帯橋周辺では、厄除けのお土産や郷土玩具として「石人形」なるものが売られています。 昔から城下町岩国を代表する伝統工芸品ですが、ひとつひとつの人形は人間が作ったものではなく、その正体はニンギョウトビケラという水生昆虫が川底の砂…

日田彦山線 災害運休区間(添田~夜明)の現状 Part2 筑前岩屋・彦山

前回の続きです。 大行司駅の次に向かったのは筑前岩屋駅。日田彦山線の線路は彦山駅との間の山岳地帯を釈迦岳トンネルで貫いていますが、並行して峠を越える道路が低規格で大型車両の行き来が難しいため、代行バスは大きく西側に迂回するルートをとります。…

日田彦山線 災害運休区間(添田~夜明)の現状 Part1 宝珠山・大行司

訪問日:2019年8月27日 2か月前のお話です。 2017年夏の豪雨災害で線路が被災、以来2年にわたってバス代行輸送となっている日田彦山線の南側区間。不運にも列車運休の憂き目に遭った区間にあるいくつかの駅を巡ってきました。 ■夜明 よあけ -JR久大本線・日田…

廃線遺構巡り 国鉄妻線(妻~穂北)

訪問日:2019年8月26日 1984年に廃止となった国鉄妻線(つません)。日豊本線佐土原駅から分岐し、西進して内陸の杉安駅へと至る20km足らずの盲腸線でした。ただ県庁所在地の近郊ということもあって列車は宮崎駅まで乗り入れており、一定の通勤・通学需要も…