なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

小雨ぱらつく霧島にて


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こちらではお久しぶりです、ねんじんです。

丸々一ヶ月更新できてませんでしたね……すみません。まぁ新学期始まってから特に遠くに採集行ったとかでもないのでネタがなかったってのが正直なところですね( ◞‸◟ )

GWになれば少しは更新頻度増えると思います。たぶん。

 

さて、本題。

2週間ほど前(4/6)のお話です。雨の中霧島山地の麓まで陸貝の採集にいってきました。

あの辺りは神社が多く、敷地内に雑木林の類が広範囲で残っているので彼らにとっては絶好の生息環境なんですよね。

 

そうした神社林を何ヶ所か巡ったんですが、主要な収穫だけ画像上げていきますね。

 

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フリイデルマイマイ Aegista (Aegista) friedeliana friedeliana

九州と四国の一部などに分布する殻径10mmちょいのカタツムリ。平べったい螺塔で鱗状の突起物が殻皮に並んでいます。ケマイマイ類の毛やビロウドマイマイ類の繊毛とも異なる独特の質感ですね。

積み重なった枯れ葉の下に潜んでいました。今回得られたのは1個体。これだけでも正直充分満足です。

 

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横から。かなり平べったいです。形だけ見ればコウベマイマイに似た印象。

 

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シーボルトコギセル Phaedusa(Phaedusa) sieboldtii

本州中部以西、四国、九州に広く分布する樹上性の小型キセルガイ。殻は濃い褐色のものが多かったです。この日は雨が降ったりやんだりしており、多数の個体が木の幹を登ってゆく姿が見られました。

 

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ギューリキギセル Phaedusa(Phaedusa) addisoni

九州南部の特産種。殻の形は前種に似ていますが、こちらは軟体部も含めてクリーム色に近い色をしています。成長脈(殻頂を上にしたとき垂直方向に伸びる筋)が粗いのも特徴的。

樹木の表面にも付着していましたが、こちらは木を登るというよりは木のうろに潜んでいたり枯れ葉の隙間にいたりする個体が多いなという印象でした。

 

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これは…?

3~4mmの小さな貝。小さい上に割とよく動き回るので写真を撮るのにかなり難儀しました…現地では朽ちかけの倒木にくっついていました。

シタラ類の仲間かなと思っていたんですが目の位置がおかしいですよね……基眼目の貝の稚貝なのでしょうか?

分かる方がいらしたらご教授お願いしたいです…

 

【追記】Twitterでアズキガイの幼貝ではないかとのご指摘をいただきました。ご教授感謝です。

 

 

おまけ

 

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貝探し中に土から出てきたシーボルトミミズ。日本最大のミミズで九州には割と多いらしいです。

綺麗ですね。