閲覧ありがとうございます。やれ九州やらやれ北海道やらと話がコロコロ変わるねんじんです。
今日はタイトル通り『町田』の話題。
東京と神奈川のどちらに属するかなどとよくネタになっている東京都町田市ですが、その玄関口たる町田駅が現在の名前になったのは意外と最近なのです。
その語り部たる存在が各線町田駅から北へ徒歩15分ほどのところに鎮座しています。
その名も『まちだのデゴイチ』。
東海地方の国鉄線を中心に活躍していたD51型蒸気機関車が現役引退後、町田市に貸与され大切に保存されているという経緯があるようですね(現地の説明板参照)。
立ち入りOKの範囲内なら、中に入って運転台を見学するなどもできるそうです。ぼっちで行ったので恥ずかしくてやりませんでしたが…
往時の名車両がその風格を放つ傍に、少し年季の入った駅名標が展示されていました。
『原町田』。
そう、元来の町田駅の名前です。
小田急が1976年に『新原町田』から、国鉄(現JR)が1980年に『原町田』からそれぞれ改称しています。
実際、町田駅の所在地も『東京都町田市原町田』ですしね。現在の町田駅界隈を指す地名として広く認知されてきたのでしょう。
引退になった車両を鉄道遺産として保存し、人々の憩いの場としているケースは田舎の廃線跡などに実際よくありますが、このような試みが東京近郊の街中でなされているのは割と珍しいのではないでしょうか。
市民の方々の理解あっての町田の隠れたシンボル、大切に見守りたいものですね。