なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

三重・愛知行脚 Part2 藤原岳麓のセメント工場を訪ねる


スポンサードリンク

前回の続きです。

四日市まで戻り、急行で1駅の近鉄富田駅へ。ここから北西に伸びるローカル私鉄、三岐鉄道三岐線に乗り換えます。

 


f:id:nenjin:20190224080935j:image

f:id:nenjin:20190224080932j:image

駅は近鉄のホームを間借りする構造になっていて、駅名標近鉄仕様です。文字が左に寄っているのは、似た書式ではあっても近鉄のようなナンバリングが入らないからでしょう。名古屋方面行きの列車を降りると向かい側に三岐鉄道の列車が止まっていました。

 


f:id:nenjin:20190224082014j:image

f:id:nenjin:20190224082019j:image

三岐線駅名標。なんとなく東武駅名標を彷彿とさせる…ってのは気のせいですかね。

 


f:id:nenjin:20190224082439j:image

f:id:nenjin:20190224082443j:image

終点が近づくにつれ、車窓左手に石灰石の採掘で山体がえぐられた藤原岳が間近に見えてきます。右手には後で訪問する太平洋セメントの藤原工場。山を削ることの是非はともかくとして、自然の恵みと地域産業の結びつきをひしひしと感じさせてくれます。

 


f:id:nenjin:20190224083629j:image

f:id:nenjin:20190224083634j:image

近鉄富田から約50分で終点・西藤原駅に到着です。線路はかなり山麓すれすれを走っているため、滋賀県境までの直線距離はわずか2kmちょっとしかありません。

 

f:id:nenjin:20190224083739j:image

駅の真裏に聳え立つ藤原岳の壮観は一見の価値ありです。ここですることも特にないので、折り返して2駅戻り、東藤原駅で下車。

 


f:id:nenjin:20190224084806j:image

f:id:nenjin:20190224084803j:image

ここ東藤原は先ほどのセメント工場の最寄り駅。長閑な農耕地に突如現れる無骨な姿を写真に収めんと思い立ち、降りて散策することにしました。

 


f:id:nenjin:20190224085139j:image

f:id:nenjin:20190224085144j:image

森の中からニョキッと生え出るような工場。背後の藤原岳には、やはり採掘した跡の縞模様が生々しく残ります。

 

f:id:nenjin:20190224085606j:image

さらに東に進むと、員弁川(いなべがわ)沿いの広々とした田園地帯から工場の全貌がよく見えます。こういうのが見たかったんですよね。

この辺りまで来ると東藤原駅よりも員弁川対岸にある阿下喜駅の方が近いため、そこから次の目的地に向かうことにしました。

Part3に続きます。

 


写真アルバム 桑名・いなべの昭和 (昭和シリーズ)