■8/19
この日は観光に徹することにしました。宿を出発し、島の東側にある丘陵地に向かって漕ぎ進めます。
ところどころ手押ししながら長い急坂を登り進める途中、
突如現れる名物看板。ポケモンGOのジムにもなっていました。
ちなみに描かれている蝶はアサギマダラ。渡り蝶として有名ですね。
看板の注意喚起に違わず蝶は本当に多く、オオゴマダラやツマムラサキマダラがカメラに収まってくれました。
丘を登り切り、ようやく頂上にある百之台公園に到着。
展望台もあり、眺めはすこぶる良好です。断崖の先の海岸にはサンゴ礁由来の岩礁地形が際限なく広がっています。
休憩もそこそこに、さらに北東の方角へ向かいます。
丘陵部から島の北側にかけては、3kmに及ぶ直線道路が伸びています。かなりの勾配があり、サトウキビ畑の向こうに海を見下ろすような形で漕ぎ下ることになります。
小野津集落にある東経130度の記念碑。同時にここが東シナ海と太平洋の境界線になるようです。ここでも、海岸線には遠浅の磯が広がっていました。
島の北端にあるハワイビーチ。岩礁の入り江に形成された砂浜という地形はスギラビーチと似ていますが、周囲に目立つ構造物はなく島の果ての趣きが漂っています。
東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の船。黒潮は北向きの海流なので、最短に近いルートで宮城から流されてくることはありません。おそらくものすごい大回りの末にこの喜界島まで流されてきたのでしょう。
このまま湾集落まで漕いで宿へ帰還。移動距離の合計は26kmでした。
Part4に続きます。