なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

秋の週末徳之島プチ旅 前編


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鹿児島本土から奄美群島方面へは、2つのルートのフェリーが運航されています。

 

鹿児島-名瀬(奄美大島)-亀徳(徳之島)-和泊(沖永良部島)-与論(与論島)-本部(沖縄本島)-那覇の「フェリーあけぼの」「フェリー波之上」「クイーンコーラル8

鹿児島-湾(喜界島)-名瀬(奄美大島)-古仁屋(奄美大島)-平土野(徳之島)-知名(沖永良部島)の「フェリーきかい」「フェリーあまみ(平土野まで)」

 

この2経路がそれなのですが、鹿児島から最初の寄港地(名瀬・湾)までは航行距離が長くなるため、いずれの便も上下方面ともに夜行区間としてダイヤが組まれています。そのため、往復の移動を夜間に済ませることで、行きの日は早朝から、帰りの日は夕方までフルに使って行動することが可能となります。

(※ただし、沖縄方面からだと逆に朝から夕方までを海路での移動に費やすことになります)

 

今回はこのダイヤ上の特性を活用して、土日(10/24-25)で徳之島に行ってきました。

 

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金曜の18時に鹿児島新港を出航。錦江湾を抜けて外洋へ出ると基本的に携帯の電波は通じないので、シャワーを浴びたり読書したりして暇を潰します。日が変わる前に早々に就寝、接岸のアナウンスで起きると名瀬港でした。

 

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朝9時半には名瀬の次の港、徳之島の亀徳新港に到着。奄美群島のなかでは人口は多い方の島で(約23000人。奄美大島に次いで2番目)、土曜朝の便ということもあってか、玄関口となるフェリーターミナルは旅人や帰省客、出迎えの人でごった返していました。

 

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亀徳のターミナルから歩くこと数分、徳之島町中心市街・亀津の街並み。ここで車を借りました。ホテルやレンタカー屋の他にも生活物資の確保に必要なお店は一通り揃っているため、長期滞在であっても全く不便はなさそうです。

 

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ファミリーマート亀津北店。ちゃんと24時間営業です。元は別のコンビニだったみたいですが…

ファミマは徳之島町亀津に2つある他には天城町、伊仙町に1つずつあり、レンタカーの旅ではかなり重宝しました。

 


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ところどころ寄り道しながら北に車を走らせます。島の東岸はリーフを基調とした南西諸島らしい海岸線が広がっていました。

 


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畦プリンスビーチ。家族連れやカップルが大量にいました。冴えない一人旅のオタクにとっては場違い感が半端ない…

 

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島北東部の入り江にある山漁港で雑魚釣り。しかし、みるみる間に雲行きが怪しくなり小雨がぱらつき始め、30分もしないうちに納竿しました。急峻な地形の島なので、天気がコロコロ変わるんでしょうね…屋久島も割とこんな感じでしたね。

 


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ヨスジフエダイとヤマブキベラ。海が荒れていたこともあり、ここでの釣果はたったの2匹…

 


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さらに車を走らせ、金見崎へ。ソテツのトンネルがあることで有名なスポットですが、岬の展望台からの眺望もなかなか。

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これもある意味奄美群島らしい風景。

 


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ムシロ瀬。むしろを敷いたような割れ目の入った岩が連なる岩礁地帯。徳之島の北端にあたります。

 

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島のもうひとつの玄関口、徳之島空港。結構でかいです。鹿児島空港奄美空港那覇空港への便があります。

 


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島内随一の景勝地、犬の門蓋(いんのじょうふた)。読めねえ…

サンゴ礁や砂浜海岸の多い東岸から一転、西岸は荒々しい断崖絶壁の海岸線が広がっています。島全体が隆起サンゴ礁からなる喜界島や沖永良部島では見られない風景です。

 

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天城町の中心集落、平土野(へとの)。喜界島経由のフェリーが発着する港があります。

 

気付けばもう日が傾く時間。観光地を一通り見て回ったので、しばらく平土野港で釣りをすることに。


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日没をまたいで2時間ほど実釣。大物は出ませんでしたが、種数はそこそこで楽しめました。

 

後編に続きます。