なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

桜島を望む湾奥の離島・新島を訪ねる 前編


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今回は鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ唯一の有人島新島に行った時のお話です。

桜島の北東に浮かぶ、周囲2kmに満たない小さな島です。同字の島では伊豆諸島の新島(にいじま)が有名ですが、こちらの読みはしんじま。ちなみにどちらも火山活動によって形成された島という共通点があります。

 

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鹿児島市街から公共交通機関を使う場合、桜島フェリー→市営バス→行政連絡船と乗り継いでアクセスすることになります(直通のバスが1日に1便しかないため実質3回の乗り継ぎ)。しかしこの行政連絡船、渡航者の少なさもあって週に3日(日、水、金)しか運航していないという代物であり、遠方からの訪問の際にはある程度綿密な計画が必要となりそうです。運航日の便数は3往復です。

 


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桜島港から市営バスで桜島北岸を東へ進み、終点の東白浜で下車。乗り換え先のバスも市営バスではありますが、コミュニティバスのような小さめの車体でした。

 


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港に隣接する西浦ノ前(地名や港名の表記は浦前)で降りると、目の前には既に新島が見えていました。始発の連絡船までの乗り換え時間は結構カツカツなので、岸壁へと急ぎます。平日に来る人は多くなかろうという予想に反して先客もちらほら。

 


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船の定員は12人。出航して数分で島に着いてしまうため、さながら渡し船といった趣きです。

 

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新島に到着。桜島が海を隔てて聳え立ちますが、鹿児島市街から見る側の桜島とは山容がかなり違って見えます。画像左側に小さく見える集落が先ほどの浦之前です。

 


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港の敷地は意外にもかなり広々としていました。島内に車などはないので、スペースを持て余してる感じは否めないですが…

手作り感がほほえましい、木の看板がお出迎え。

 


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新島はかつて無人島だった時期もありましたが、2020年時点での定住人口は2人。この2人は新島で民宿をやっておられる夫婦のようです。前述のように連絡船が隔日でしか運航していないので、浦之前港まで宿の船で送迎しているんですね。

 


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十分徒歩で見て回れる大きさの島なので、ひとまず反時計回りに一周してみることにしました。

 

後編に続きます。