なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

啓蟄の北海道クルマ旅 5日目(3/9) 網走→美幌峠→根室→釧路


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前回の続きです。

 

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この時期の網走でどうしても見たい生き物がおり、早起きして流氷の海を彷徨っていました。…結果は3つ後の記事で!

 


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網走市街を後にして、西女満別駅に立ち寄ります。周囲に人家は殆ど見当たらず、秘境駅の類なのですが……なんとこの駅、女満別空港の(地図上の)最寄駅にあたるのです。とはいってもここから女満別空港までアクセスしようとすると2km弱歩くことになりますし、2時間に1本程度の普通列車しか止まらない小さな駅なので、空港最寄駅としてはまともに機能していません。この時期は雪で路面状況も悪いため、徒歩での乗り継ぎには割と勇気が要りそうです。

 


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さらに内陸に入り、北見国と釧路国の境目となる美幌峠へ。

 

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360°のパノラマで氷に閉ざされた屈斜路湖を俯瞰できる、「これぞ北海道」な絶景です。この日が快晴でほんまによかった。

 


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峠を下ると先ほど見下ろしていた屈斜路湖に出ます。南岸の和琴半島には温泉があり、その流れ込みにあたる部分だけ氷が融けていました。白鳥たちも気持ちよさそう。

 

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そこから弟子屈町の市街をまたいで摩周湖を拝みに向かいました。屈斜路湖より深く水量が多いため、屈斜路湖が全面結氷しているこの時期でも静かに濃紺の水を湛えています。支笏湖洞爺湖のような不凍湖ではないので、氷に覆われた摩周湖も一度見てみたいですね。

 

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摩周湖第一展望台を出発したのが14時半頃。ここから納沙布岬まで約140kmの道のりをひた走ります。

 


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16時50分、納沙布岬に到着。最東端証明書を配布している北方領土資料館が17時に閉まってしまうので、間に合わずに証明書を受け取れないことも覚悟していたのですが、この無茶な行程でも間に合ってしまうところが北海道の下道のすごいところです。何十kmも信号なかったりするもんね。


ところで、納沙布岬歯舞諸島の間の海域を珸瑤瑁(ごようまい)水道といいますが、これは納沙布岬の手前にある集落の名前から取られています。

 

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こちらがその珸瑤瑁地区。日本最東端の郵便局や小学校(廃校)もある場所です。地名を構成する3文字全てが日常生活でまずお目にかからない漢字であるという珍地名なので、思わず近くに車を停めて看板を撮影してしまいました。

 

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夕暮れの荒野に風車が立ち並ぶ寂寥たる風景を味わいながら、根室市街へと移動しました。

 

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タイエー千島本店。根室ローカルのコンビニで、根室市内に4店舗あるうちの本店です。魚介類などの生鮮食品が普通に置いてあったので、コンビニサイズのスーパーという表現の方が実態に即しているかもしれません。あと何故かセイコーマート商品の仕入れもありました。

 


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ここでの目当てはやきとり弁当。注文してから店内で串を焼いてくれるので、焼き立てを食べられるのが嬉しいです。ちなみにやきとり弁当という名前ではありますが、串に刺さっているのは豚肉です。まぁ焼豚ではないもんね…

 


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根室駅には以前乗り潰しの際に来たのですが、夜間の訪問は初めてです。駅構内には2016年に廃止された花咲駅の縦型駅名標がありました。

 

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最東端の駅・東根室。ここで根室行きの列車を見送ってから出発しました。この日は釧路に泊まる予定だったので、あと少しドライブが続きます。

 

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国道44号線に入ろうとすると「120km直進」の案内が……北海道ならではの距離感の暴力に思わず苦笑いしながら、釧路目指してアクセルを踏み込むのでした。


次回に続きます。