鹿児島市街の鴨池港から自転車で始発フェリーに乗り、45分で垂水港に着岸。そこから北へ20分ほど漕いで海潟漁港に到着です。
渡船は「フィッシング富士丸」さん。海潟集落の沖に浮かぶ無人島・江之島を横目に見ながら進み、5分ほどで筏に到着。
胴突仕掛けで大好物のカワハギを狙いながら魚種稼ぎをし、あわよくば釣れたアジなんかを泳がせて青物のワンチャンをも作ろうという目論見です。
1投目で小気味良いアタリ。
ワッペンサイズのカワハギちゃんが釣れてくれました。肝パンの大物への期待を込めてリリース。
水深が30mほどあるので、電動リールがあった方が便利かもしれません。常連さんと思しき相席のおっちゃんは電動だったので、筏では割と標準装備なのかな?船釣りみたいなもんやもんね。
紅白の縞を纏った美しいこの魚はタマガシラ。錦江湾には多いらしいと聞きますが、岸からはあまり釣れない魚です。
イトヨリダイの仲間なので不味くはなかろう、ということでお持ち帰り。どうなることやら。
そこそこのサイズのウマヅラハギ。地元の関西では釣り魚として結構ポピュラーな存在ですが、鹿児島で出会う機会は少なく、地味に初釣魚です。ただ今回は3匹釣れたのでまぐれというわけでも無さそうで、いる場所にはちゃんといるのでしょう。カワハギと比べて高水温に弱いという話も聞きました。
チャリコも普通にいます。アジがかかるまで泳がせの餌になってもらいましょう。
ヒメジとトラギス。地形が険しいエリアなので少し意外でしたが、この子達がいるということは底は砂地が主なんでしょうね。根掛かりもしませんし。
カゴカキダイとハタタテダイ。
岸からの五目釣りでもよく見る面々です。
この後オオモンハタの子供とマアジも釣れ、無事10目釣りを達成。
泳がせはてんでダメでした。同じ筏の天秤仕掛けのおっちゃんズはバリ(アイゴ)を上げたのみ。
お初の魚との出会いも果たせたので個人的には満足です。カワハギ×4、ウマヅラハギ×3、タマガシラ×2をお持ち帰りしました。
筏釣りを楽しんだあとは海潟温泉の共同浴場、江之島温泉でひとっ風呂。地元で愛される昔ながらの公衆浴場といった趣きもさることながら、湯の花と硫黄の香り漂う良いお湯で汗を流す時間はまさに至福の一言でした。