なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

熊本・子飼商店街の昆虫自販機


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もう2ヶ月も前の話ですが、日本でも有数(初?)の昆虫自販機が熊本の市街に登場したと聞いて行ってきました。

調理された虫の画像が登場するので、苦手な方はここでブラウザバックをお願いします。一部はもうTwitterに載せちゃってるので遅い気もしますが…

 

くまモンラッピングのかわいい電車が走る熊本電鉄藤崎宮前駅から歩くこと7〜8分。

住宅街に囲まれた商店街のはずれにそれはありました。『北千反畑町公園』の向かいです。すぐ近くにパーキングもあります。

 

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日本初どころか世界初(!)らしいです。バルーンショップの店主さんが設置されたものなんだとか。

昆虫食の文化自体は世界中にありますし、日本でもイナゴの佃煮や蜂の子なんかは有名ですが、それを自販機にするというのもかなり斬新な発想ですね。

私自身タニシやカワニナ、カタツムリなんかを拾って食うような人間なので(※生だと吸虫類や線虫類による寄生虫症の危険があります。真似してもいいけど、ちゃんと熱を通してから食べようね!)こういうのはすごく親近感が持てます。

 

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ラインナップはタガメ、コオロギ、カブトムシ、ケラ(表記はオケラ)…とかなり豊富。一番ゲテモノ感の薄い(?)バッタの詰め合わせは売り切れていました。

店内にはタランチュラやサソリの缶詰も売っているそうですが、あいにく休業日でした。残念。

 

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思わず目が行ってしまう掲示がこれ。

食べ物に"危険度"ってなんや…w

要するに数ある商品の中でもヤバいのがこいつらということなんでしょう。

 


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というわけで、"危険度ナンバーワン"のゲンゴロウ詰め合わせと、逆に一番すんなりいけそうなコオロギプロテインバーを購入。

コオロギの方は透明な筒に入って出てきました。これを店内に持って入るとバルーンが100円オフになるんだとか。うまいことやらはるなぁ。

 

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コオロギプロテインバー。横にある公園で実食。

抹茶味で食べやすいです。「あ、これが虫を砕いた粒なんやろな」みたいな食感はありますが、知らないと分からないレベル。美味しいというほどでもないですが、普通にいけました。

昆虫が健康食として珍重される未来は近い(?)

 

さて、肝心のゲンゴロウ詰め合わせについてです。

水生昆虫としてはスタイリッシュで割と好きな部類なんですが、とてもじゃないですが口に入れる勇気は出ず、長らく家に放置してありました。そして2ヶ月経ってようやく手をつけた、というわけです。

 

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中身です。銀色のパッケージの中にジッパー付きの袋で2重に包装されていました。

パッケージの画像はゲンゴロウですが、似た姿のガムシ類も含まれてました。というかガムシの方が多いかも。

お味の方は……回りくどく言うと "虫臭さを凝縮したような味" 。単刀直入に言うと罰ゲーム、といった感じでした。

脚の付け根なんかは一応ちゃんと "生き物の肉を食べている" 感覚がするんですよ。食感だけエビや魚に似た感じというか。

ただ、やはり甲虫だけあって翅が堅くジャリジャリするのと、単純に泥臭い苦味が後を引いて、お世辞にも美味しいと言えるシロモノではないですね……翅はむしってから食べるべきなのかも。

捨てるのも勿体ないので一応全部食べました。途中からジュースで流し込むみたいになってましたが。誰か褒めてくれ。

 

虫を捕ることはあっても食べるなんてなかなかしないので、いい体験ができたと思います。この自販機、中心街や熊本城からも歩けなくはない距離にあるので観光のついでにでも勇気のあるかたは是非どうぞ。

 


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