7日目(5/3)
昼前まで実家でゆっくりした後、琵琶湖一周ドライブに出発です。
道中の湖西道路では渋滞中に尿意を催し、危うく尊厳を失いかけるところでした。
二重にしたビニール袋に放尿して口を結ぶことでなんとか事なきを得ましたが、これをセーフと捉えるべきかについては議論の余地があるかもしれません。
何にしても、連休中の湖西道路を侮ってはいけないという貴重な教訓が得られました。
第一目的地のびわこベースに到着。
びわ湖バレイ近くの県道沿いにある、秘密基地感のある小さな水族館です。
300円を払い、いざ入館。
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中に入ると、生き物に関する本や水槽が所狭しと並ぶ素敵空間。地元の子供達の憩いの場になっているようです。
嬉しいことに、淡水魚グッズも充実しています。迷った末に、手前のハリヨハンカチを購入しました。
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展示の方も非常に密度が濃く、琵琶湖淀川水系の魚を中心に、全国の希少魚たちが所狭しと泳いでいます。画像はイワトコナマズとハリヨ。
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海外の淡水魚もいました。全然知らない魚を見るとやっぱりテンションが上がりますね。この感覚は子供の頃からずっと変わりません。
名前は忘れました…
コンビニで適当にお昼を済ませた後、道の駅をいくつか巡ります。
ビワマスの寿司を狙っていたのですが、店の人に聞くと今季は不漁で全然入荷していないとのこと。残念…
とはいえ本格的なシーズンはこれからでしょうし、機会を見つけてまた探しに来ますよ。
短い時間ですが、ガサガサも楽しみました。
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産卵のため、初夏に琵琶湖から水路に遡上してくるビワコガタスジシマドジョウ。雌雄で結構サイズ感が違います。小型種らしい丸っこい顔に、茶色のクレヨンで線を引いたようなスジシマ模様。個体ごとに個性のある尾鰭の斑紋。
全てが可憐な琵琶湖の宝に、今年も出逢うことができました。
湖の北側を東へ進み、長浜方面へ。
夕暮れの長浜城を散策した後、京都への帰路につきました。
中学時代、なけなしの小遣いをはたいてタナゴを探しにきて以来、何度来ても楽しい思い出をくれる琵琶湖。
九州にも関東にも住み、日本全国いろんなところを旅しましたが、今でもそんな琵琶湖が大好きです。
8日目(5/4)
京都から名古屋への移動日。
節約のため、亀山までは山道と名阪国道を駆使。
同行者が名古屋で用事があるとのことで、待ち時間で都市河川に分け入ってガサガサしたりしましたが、成果はいまいちパッとせず。
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名古屋市内の宿は高騰しているだろうと踏み、あえて隣の豊明市で宿泊しました。
9日目(5/5)
連れを駅まで送り届けた後、昨日来た道を数十km西へ戻ります。まだ見ぬ鈴鹿山脈の渓で渓流魚を仕留めようという目論見です。
最初は三重県側で釣っていましたが、到着が真っ昼間になってしまったこともあり、アタリは皆無。
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魚が釣れるかどうかは二の次、この清らかな流れを源流へと遡行する冒険感こそが渓流釣りの醍醐味なのだと、当初の目的とはまるでかけ離れた言い訳で自分を納得させつつ、悄然と退渓。
続いてやって来たのは滋賀県側の渓流。
初っ端で入った場所では、なんと入渓早々対岸にイノシシを目撃。こちらに気付くとすぐ逃げていきましたが、大岩の連なる源流域では獣に襲われても走って逃げることもできないため、この場所は危険と判断。
熊鈴などつけていなかったので、最大音量でスマホからユーロビートを流しながら撤退しました。
良いポイントやったんやけどな…
比較的人里寄りの川で夕暮れ間近まで粘っていると、ようやくアマゴが釣れてくれました。
「the 放流もの」という感じの魚体ですが、25cmほどとなかなかのサイズ。ありがたくキープさせていただきました。
日没後、最後っ屁で岐阜県側に出て夜ガサ。
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川下に網を構えて石をひっくり返していくと、大して労せずとも夥しい数のアカザ(クレード1)やアジメドジョウが網に入ります。流石は清流の国。
日が変わる前に名古屋で連れを拾い、深夜の東名を東へかっ飛ばします。途中のSAで仮眠をとりながら進み、藤沢の自宅に到着する頃には空が白みかけていました。
10日間に及ぶ春の大遠征もこれにて終幕。家に入るやいなや、布団に倒れ込み爆睡したのは言うまでもありません。