今日も閲覧ありがとうございます。
淀川本流に隣接するとあるワンドに行って採集してきました。
こんな泥深い沼地に胴長を着てザブザブ入っていきます。寒いよ〜
今回狙うのはとある二枚貝。最初は泥の中でなかなか手応えが掴めず難儀したんですが、ふと足に硬いものが当たる感触がしたので掬い上げてみると……
あっさり捕れてしまいました。
今回の目的、オグラヌマガイ Sinanodonta ogurae
琵琶湖淀川水系固有の淡水二枚貝で、和名はかつて桂川・宇治川・木津川の合流点付近にあった “巨椋池(おぐらいけ)” に多産したことに由来します。現在は淀川流域のワンドなどで細々と生き延びている珍種。
白バックだとこんな感じ。
ドブガイなんかによく似ていますが、翼状突起や殻頂付近の殻表のうねりなど独自の形態的特徴があります。
最終的にオグラヌマガイだけで8個体採捕できました。他には同所的にドブガイもいます。
短い時間でしたが、お宝探しをするような感覚で楽しめました。
標本用に1個体のみ確保してリリース、帰路につくのでありました。
ポイントを案内して頂いたUmeonid氏に感謝申し上げます。