前記事の続きです。
2日目です。この日は快晴とまではいかないまでもちゃんと晴れてくれました。島の南東の安房から北端の一湊(いっそう)までバスで移動し、潮が引いて汽水採集がしやすくなるまで釣りをすることにしました。
風が強く、前日の雨で水も濁っておりコンディションは悪かったのですが、竿を出してすぐに釣れてきたのがこの子。
メギス。屋久島だと至るところにいるイメージがあります。それにしても独特の綺麗な体色が結構好きです。メギスってネーミングですが、どの辺にキス要素があるんですかね…?
オヤビッチャ。黒潮の魚の代名詞みたいなスズメダイですね。鹿児島本土でもよく見かけます。
まあ釣れるのはこの2種類ばっかりでした……ボウズでなかっただけでも屋久島の神に感謝しましょう…
釣りもそこそこに、場所を移動し河口域に入り採集を開始します。
いくつかの小河川を巡ったんですが、日も暮れかけたころになって、捕りたい魚がなんとか捕れてくれました。
オオクチユゴイ。沖縄や八重山ではジャングルパーチなどとも呼ばれてメジャーなゲームフィッシュですが、鹿児島県以北で大型個体が見られる機会はなかなかありません。今回唯一採集できたこの個体も4cm程度の幼魚。
それでも前々から捕りたかった魚と出会えて感激もひとしおなのでした。カッコいいフォルムですよね……。
こちらは普通のユゴイ。背鰭や尾鰭にオレンジのラインが入り、尾鰭両葉の大きな丸い黒斑がありません。
個体数は割と多く、上のオオクチユゴイは数匹のユゴイに混じる形で捕れました。
GWで予約が埋まっていて宿が取れなかったため、この日は野宿で夜を明かすことになりました……。寒かったです。南の島だからと侮っていましたが屋久島の寒暖差は馬鹿になりません。良い子は真似しないでね。
3日目に続きます…