前回の続き。三江線編はラストです。
因原駅。川本町のインフォメーションセンターを兼ねた道の駅が隣接しています。風格ある木造の駅舎。
それなりに大きな集落で、川本の方にはないコンビニ(ローソン)も。
鹿賀駅。
石見川越駅。
田津駅。石垣の積まれた盛土上にホームが設けられています。
川戸駅。江津市桜江地区(旧桜江町)の中心にあたる駅で、利用者も多かったようです。
川平駅。市街地や住宅街からはそれなりに離れますが、駅舎は木造の由緒あるものです。
千金駅。江の川が蛇行する谷沿いの小さな集落にあります。災害で不通となった際の代行バスが利用者僅少と車でのアクセスの悪さにより通過していたという経緯もあり、個人的に三江線一の秘境駅といっても過言ではない存在だと思っています。
集落から駅に通じる生活道路は未舗装路のような狭いもので、その道路事情は対岸に国道が通っていながらその対岸に出るために数km離れた川平や江津市街から回り道をする必要があるというなかなかの秘境っぷりです。
江津本町駅。僕が三江線で2番目に好きな駅です。
江津の市街地からさほど遠くないロケーションでありながら、本町という駅名のイメージに反して江の川に面した崖沿いという結構攻めた立地だったりします。
ホームからの江の川の眺望はなかなかのものです。河口が近いので潮駅の時よりも川幅は広くなっています。
生い先短い駅々を巡る旅の終わり、江津駅。この後は山陰本線で出雲方面へ向けてさらに旅を続けました。
晩年の三江線の風景を目に焼き付けることができた点で貴重な経験だったかな。周辺には石見銀山を筆頭として魅力あるスポットも多いので、三江線の鉄道遺産もまた観光資源として地元経済の振興に貢献する日が来るといいですね。
R.I.P. 33stations, 35line.