熊本県水俣市と鹿児島県出水市の境界を跨ぐ橋に設置されている県境標識です。旧字体がいい味出してますね。相当古いものなのでしょう(少なくとも戦前?)。
3号線との交点付近において、肥薩県境は境川という川をなぞる形をとっています。ネーミングもそのまんまですね…
それで、境川を渡るこの橋の真ん中に線を引く形で境界が示されているというわけです。
鹿児島県側から。左が件の橋です。
実はこの橋、右の3号線の旧道なのです。
モータリゼーションによる交通量の増加で道幅を確保するため、本道としての役目を譲った……なんて経緯があったら面白いですね。
今でも歩行者や自転車の通行はかなり頻繁にあるようです。
ちなみに橋の逆側にもあります。ちょっと錆びてはいますけど…
県境、面白いですよね。反復横跳びしたい。
この橋は肥薩おれんじ鉄道の袋駅から歩いて行けるので、南九州観光ついでに寄るのもまた一興かなと思います。列車の本数が少ないのはご愛嬌。