なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

県境探訪 関門人道トンネル@山口県下関市/福岡県北九州市門司区


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関門橋(関門自動車道)、関門トンネル(国道2号線)、関門トンネル(山陽本線)、新関門トンネル(山陽新幹線)…などと、本州と九州を結ぶ陸路はいくつかありますが、それらの中で歩行者や自転車の通行が許可されているのは唯一『関門人道トンネル』のみです。したがって、本州(下関)と九州(門司)を徒歩か自転車で行き来する場合、必ず通ることになるルートなんですよね。

 

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下関側の人道トンネル入口付近から見た対岸・門司の街並み。下関や幡生といったJRの駅からはかなり遠いので、基本的にバスでアクセスすることになります。

壇ノ浦の戦いの舞台としても有名で、それを示す石碑や案内板などがあちらこちらに立っています。

ここからエレベーターで地下に潜ったところがトンネルの起点になります。自転車何台も載せられるようなやたらでかいエレベーターです。

 

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下関側の起点。

『↑門司』の案内にも唆られるものがありますが、この人道トンネルも正式にはあくまで国道2号線の一部だというのもなかなか面白いですよね。

まぁ、車が通る方の2号線本線は有料道路なので、当然といえば当然なんですが…

 

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トンネルのほぼ中間地点には県境が引かれています。フグとタコのキャラクターが可愛いですね。

海を隔てた本州と九州の境界線で、なおかつ徒歩や自転車でアクセス可能という唯一無二の存在。本州と四国を結ぶ道路の中でも人の足で県境を跨げるのはしまなみ海道(多々羅大橋)安芸灘とびしま海道(岡村大橋)のみなので、全国でも珍しい『歩いて行ける海域の県境』のうちの1つでもあるのです。

 

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あっという間に門司側の端(終点)です。海峡といってもトンネルの長さ自体は1kmにも満たないので、15分もあれば渡れるでしょう。

 

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門司側からの眺望。訪れた日は快晴で、下関のランドマークでもある『海峡ゆめタワー』もはっきりと見ることができました。

 

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人道トンネル門司側のアクセスに便利なのは関門海峡めかり駅です……が、いかんせん名目上は観光用の鉄道なので、運転日が決まっており本数も多くありません。

運休日の場合は門司港駅からバスに乗りましょう。