前回の続きです。
朝マズメの堤防に寄り道したりしつつ、一夜を明かした住用の道の駅から58号線を北上して名瀬方面へ。名瀬の釣具屋で餌を調達してから更なる目的地へと向かいます。
市街を抜け、海岸沿いを大回りする県道に入ります。奄美市から龍郷町に差し掛かる手前あたりに、名瀬港の湾内を一望する展望広場がありました。こうやって見ると本当に天然の良港を体現したかのような地形ですね。
乗ってきたマリックスラインやマルエーフェリーの船が寄港する名瀬新港の埠頭は向こう岸です。手前左側の佐大熊(さだいくま)岸壁からは、トカラ列島経由で鹿児島に向かうフェリーとしまが発着します。
急カーブの続く峠を越えると龍郷町。途中のしいたけみたいな四阿で一休み。この近くでも少し釣りをしました。
龍郷町の南岸にあるハートロック。名の通りハート型の潮溜りで有名なインスタ映えスポットらしく、干潮時しか見られないということもあり観光客で賑わっていました。
奄美市の飛地(旧笠利町)に入り、あやまる岬へ。北に奄美大島最北端の笠利崎、南に最東端の土盛海岸を望む景勝地です。奄美空港から10分ほどで行ける立地の良さもあり、空路で奄美入りする旅行者の多くが一番最初に来ることになる観光地ではないかと思います。
そのまま北に車を走らせ笠利崎に到着。道はここで途切れています。岬の灯台まで階段があり、俯瞰して景色を楽しむことができます。(ほぼ)最南端のヤドリ浜から最北端の笠利崎まで、最短経路の58号線経由でも86kmの道のりと考えると結構な大きさの島ですよね。
奄美空港にも立ち寄りました。立派なターミナルビルです。使ったことはありませんが…
2〜3か所で釣り糸を垂らしながら南下し、旅の締めくくりに2つの海が見える丘へ。左が東シナ海側(龍郷湾)、右が太平洋側です。東向きの展望台なので、朝に来れば日の出が見られそう。道中に案内板などもなくアクセスがめちゃくちゃ分かりづらいですが、奄美旅行の際には立ち寄って損はない絶景です。
その後日没を迎え、名瀬に戻りレンタカーを返却。走行距離は295kmでした。
鹿児島行きの船は21:20出航です。乗船後シャワーを浴びて就寝。目を覚ました頃には錦江湾に入っていることでしょう。良い旅納めになりました。
次回は釣果編です!もう少しだけお付き合いください。