卯月の関西魚探し遠征 その4 近江編
スポンサードリンク
関西遠征4日目です。土日に有休2日をくっつけて錬成したこの遠征も、いよいよ最終日。

Xで世話になっているフォロワー2人と共に、近畿の水瓶、琵琶湖へやってきました。
桜の花もピークを過ぎ、春もたけなわなこの時期、琵琶湖界隈では多くの魚たちが繁殖期を迎えます。
普段は広い湖に散らばっている魚たちも人間の手の届く範囲に集まり、観察には絶好の季節となります。

湖に注ぐ水路や小河川を中心に網を入れていきます。


まずはドジョウにニシシマドジョウ。


ウツセミカジカにウキゴリ。
この辺は比較的周年見られるメンツですね。

そして今回の主役、オオガタスジシマドジョウ。
琵琶湖水系固有のドジョウで、春になると産卵のために琵琶湖から水路に遡上しますが、河川で一生を過ごす個体群も知られています。

イサザ。
礫の多い湖岸に接岸して産卵し、琵琶湖内で生活環が完結する魚のため、水路で出会えるとは想定外でした。
ウキゴリに近縁なハゼの仲間で、道の駅などでよく甘露煮が売られている美味しい魚です。

ニゴロブナ。
鮒寿司の材料としても知られる水産重要種で、種苗放流や産卵環境の整備などにより、資源保護が図られています。
水路を介して琵琶湖と繋がっている池で、産卵後の卵も確認できました。

これも琵琶湖固有種ですが、ヘラブナとして全国に放たれ、釣りの対象魚として親しまれています。
実は琵琶湖では初採集。

春に接岸してきたホンモロコを狙う釣りは湖東地域の風物詩となっていますが、細い水路などでしれっとガサガサで網に入ったりもしてくれます。
滋賀県漁業調整規則により採捕が禁止されている区域がありますので、事前に確認しておくのがよいでしょう。

ビワヒガイ。
これも名の通り琵琶湖と周辺水域の固有種ですが、琵琶湖産コアユの種苗放流に交じって意図せず全国に広がってしまっています。


良い水路は水生昆虫も豊富です。
タイコウチにコオイムシ。名前の分からない小さなガムシ系なども見られました。

湖岸に出て砂礫をほじくると、少ないながらもビワヨシノボリが網に入りました。これから夏にかけて接岸のピークを迎えると、色々なエリアで観察できるようになります。
道の駅で遅めの昼食。

鯖寿司と小鮎の醤油煮をチョイス。
鯖寿司は海のない滋賀県とは一見無関係のように思えますが、この辺りは元々若狭から京都に海産物を運ぶルート「鯖街道」の経由地。
湖魚料理と並び、近江の歴史と文化を象徴する、由緒正しい郷土料理です。
夕方は琵琶湖のシロヒレタビラを狙って釣り糸を垂れるも、代掻きの影響で水が濁っており釣りにならず。
釣果は数匹のブルーギルに留まりました。

水路でのガサガサに戻り、最後っ屁でパールピンクの婚姻色と銀鱗が美しいヤリタナゴを追加して、今回の採集はお開きとしました。
同行者諸氏には大変お世話になりました。
その後は電車で名古屋に移動し、夜行バスの時間まで暇をつぶしました。

最近できたらしい、名古屋駅前のラーメン豚山でエネルギー補給。
豚山は東京〜神奈川エリアに多くの店舗があるので仕事帰りによく寄るのですが、所変わったここの豚もトロトロで安定のクオリティでした。
その後4列席の夜行バスに揺られ、明朝5時に横浜に到着。荷物だけ家に置いてそのまま出勤し、また日常に帰っていくのでした。