なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

2020旅納め@奄美大島・加計呂麻島 1日目


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避寒も兼ねて、2泊3日で奄美大島に旅納め・釣り納めに行ってきました。記事にするのは初めてですが、奄美大島に渡るのは今回で3度目です。

アクセスは毎度恒例の鹿児島〜那覇航路で。船はマリックスラインのクイーンコーラルプラスでした。

 

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夕方6時に鹿児島を出航して11時間。追い風となる北風が吹いていたせいか、予定の5時より少し早く名瀬新港に到着。名瀬は離島の中ではかなり大きな街ではあるものの、フェリーターミナルは街の北の外れにあるので夜明け前のこの時間帯はほとんど真っ暗です。

 


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名瀬新港待合所。年の瀬の週末ということもあり旅行客は多いですが、ひととおり乗り降りが済んでしまうと人もまばらになっていきました。船の入港時間に合わせてお土産屋や喫茶店が開きます。

レンタカーの迎えを8時に頼んであったので、それまで釣りやポケGOをして時間を潰します。釣果は後日の別記事にて。

 

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夜明けが近くなると、徳之島行きのフェリーあまみが着岸してきました。鹿児島から喜界島を経由し、奄美大島の名瀬・古仁屋、徳之島の平土野を結ぶ航路です。

 

その後レンタカーの手続きを済ませ、奄美大島にはやたらと多いファミマで食糧を調達。

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朝食です。九州本土のコンビニではあまり見ない顔ですが、これは徳之島にもありました。ポークたまごおにぎりは沖縄のソウルフード奄美群島の食文化はやっぱり沖縄の影響も大きいんでしょうね。

 

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まずは北岸の大和村・宇検村を経由するルートで瀬戸内町古仁屋を目指します。国道58号を経由すれば名瀬〜古仁屋は1時間ほどの所要時間ですが、こちらのルートは急勾配急曲線の山道が続くので、寄り道せずに行っても2時間以上かかります。ところどころで絶景ポイントがあり、走っていて気持ちの良い道でした。

 


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嶺山公園は特におすすめ。駐車場からちょっと登った高台の広場に展望台があります。

 

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宇検村から奄美大島最高峰の湯湾岳へと通じる道は現在通行止め。楽しみにしていた場所のひとつだったので残念でしたが、前に行ったことがある場所なのでまだ諦めはつきます。

 


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代わりに島南部に点在するいくつかの山頂の展望台に立ち寄りました。油井岳からの眺望は、大島海峡の入り組んだ海岸線と加計呂麻島を俯瞰する絶景です。

 


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道中には奄美名物「クロウサギに注意」の標識も。といってもそんなに至る所にあるわけでもないので、近くに車を停めて記念にパシャリ。

 


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正午過ぎに古仁屋に到着。

奄美大島で名瀬の次に大きな街だけあってそこそこ栄えています。鹿児島から徳之島・沖永良部島を結ぶフェリーあまみ・きかいの他、加計呂麻島などの属島に向かう船が発着する海上交通の重要な拠点でもあります。

 


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古仁屋港フェリーターミナルの「せとうち海の駅」では巨大なマグロのオブジェがお出迎え。レストランや観光案内所などが併設された複合施設ですが、コロナ禍の影響でレストランは休業していました。

この後、古仁屋港からの船便で奄美大島のさらに南にある請島(うけじま)まで往復する算段だったのですが…

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請島・与路島は小さな島なのでコロナで来島禁止要請が出ているとのこと。これはちゃんと下調べして知っとくべきでしたね……券売所の方は何かしらの強制力をもつものではないと仰っていましたが、まぁここで強行してしこりを残しながら旅するのも後味よくないですしね。潔く予定を変更することにします。

 

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一旦古仁屋を後にして、島の南端近くにある名所群を見にいきました。

 


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ホノホシ海岸。草原を抜けた先に丸い石の転がる浜が広がる景勝地です。見事な景観なんですが、海岸でドローンを飛ばしているグループと鉢合わせてしまい落ち着いて観光できませんでした…奄美大島の海岸は岩礁か砂浜が多いので、丸い礫のビーチは結構珍しい存在らしいです。

 

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ホノホシ海岸のさらに南にあるヤドリ浜。こちらは普通の白い砂浜です。キャンプ客がちらほらいました。

ここから最南端の岬に繋がる道がなく行き止まりになっているため、奄美大島で到達できる事実上最も南の地点になります。

 


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マネン崎展望公園。ここでも大島海峡の対岸に加計呂麻島を見渡せます。

 

古仁屋の市街地に戻る頃にはかなり日が傾いていました。

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釣具店で餌を調達し、県道を少し北に走った桟橋でしばし小物釣りに興じました。

 

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日没後に再び街中に戻り、ファミマ瀬戸内店で晩飯も兼ねてお買い物。

ここでバッテリーが上がって危うく走行不能になりかけるまさかのアクシデントが発生!中古車とは聞いていましたが……やっぱレンタカー代はケチったらあかんね。

コンビニで協力を仰ぎ、幸いにして横に停められていた地元のおじさんにケーブルを繋いでもらうことで事なきを得ました。最初は予想外のハプニングにビビり散らしていましたが、図らずして島人の温かさを実感するイベントになったのでした。

 

その後せとうち海の駅で車中泊。行きのフェリーでちょっと夜更かししたこともあり、この日はすとんと眠りに落ちました。

 

2日目に続きます。