8月30日、北海道旅行4日目。
この日のメインは今回の旅の主目的、休止中の日高本線の駅巡りです。
いつ廃止になってもおかしくない状況だから早めに行っておくに越したことはないだろう、ということで旅程を立て始めたのがこの遠征の原点です。
新千歳空港でフォロワーと合流、レンタカーでいざ日高へ。
以下、この日巡った駅の駅舎と駅名標。
■日高門別 ひだかもんべつ -日高本線
日高町の中心駅だけあって、それなりに立派な駅舎です。
■新冠 にいかっぷ -日高本線
日高門別~新冠で何駅か飛ばしてますがちゃんと後日訪問しました。
■静内 しずない -日高本線
この辺りでは割と大きな町である新ひだか町の中心駅です。
鵡川から様似へ代行バスで行く際も直通の便はなく、この駅で乗り換える形になります。
■東静内 ひがししずない -日高本線
隣の静内駅からはかなり距離があります。
■春立 はるたち -日高本線
■日高東別 ひだかとうべつ -日高本線
駅舎の内壁にオオミズアオがいました。
■日高三石 ひだかみついし -日高本線
ミツイシコンブの三石ですね。
■蓬栄 ほうえい -日高本線
駅名標のフォントには他で見ないものが使われています。
枠も新しいですしどこかしらのタイミングで新調されたんですかね?
■本桐 ほんきり -日高本線
■荻伏 おぎふし -日高本線
■絵笛 えふえ -日高本線
駅舎の壁に止まっていたクジャクチョウ。
孔雀の名に恥じない美しい蝶ですね。日本では本州の高山地帯と北海道にのみ生息する北方系の蝶です。
■浦河 うらかわ -日高本線
日高振興局所在地である浦河町の中心駅ですが町の中心部からは少し離れています。運休の影響で駅の窓口は無人でした。
■東町 ひがしちょう -日高本線
肝心の駅舎を撮り忘れるという失態。画像は崩落の危険から立ち入り禁止となり虎ロープが張られたホームです。
駅名標を撮るのもホームの向かいの道から回っていくしかないです。
■日高幌別 ひだかほろべつ -日高本線
駅舎は郵便局と併設されています。
■鵜苫 うとま -日高本線
旧客車を利用した駅舎。日高本線のみならず北海道全域でよく見られますね。
■西様似 にしさまに -日高本線
■様似 さまに -日高本線
苫小牧から続いてきた長大な盲腸線もここで終わりです。
駅もさほど大きな規模ではありませんが観光案内所が併設されています。
様似からは襟裳国道を越えて十勝へ。
現在こそ根室本線しか鉄道の通っていない十勝地方ですが、かつては池田から北見に向かう池北線や広尾線・士幌線などの盲腸線も通っていました。
この日は広尾線関連の遺構の数々を見て回りました。
■忠類 ちゅうるい -国鉄広尾線(廃)
ほぼ廃止時そのままの姿を保つ駅跡。駅舎や駅名標のほか、ホームや線路も良好な状態で残されています。
4枚目はここで見られたアカマダラ。北海道固有の小型の蝶です。
廃駅そのものではありませんが上更別駅の駅名標。道の駅さらべつに保存されています。
どうでもいいですがこの道の駅の生乳ソフトクリームがめっちゃ美味しいです。近くを通る際はぜひ。
■幸福 こうふく -国鉄広尾線(廃)
駅舎に名刺やメッセージカードを貼り付けていけば幸運が訪れるパワースポット(?)としても有名な幸福駅跡。
割と人が多いです。観光地化されすぎていて廃駅といった雰囲気はあまりないですね……
■愛国 あいこく -国鉄広尾線(廃)
愛国駅跡。ホームや車両が保存されています。
駅舎内は小さな鉄道博物館のようになってます。
ちょうど日も暮れてきたところで帯広市内に向かい駅前ホテルに宿泊。
北海道の旅はまだまだ続きます。