なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか駅とか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたい負け組大学生。

北海道遠征8日目 そして脱北(脱北海道)へ…

いよいよ今夏の北海道遠征も最終日です。

といっても札幌から函館まで移動するだけで大したイベントはないんですけどね。

23:30函館港発の青函フェリーに乗れればいいので今回散々通った東室蘭や苫小牧を迂回して山線経由で帰ることにしました。

 

f:id:nenjin:20171023172920j:plain

f:id:nenjin:20171023172929j:plain

小樽の古い駅名標いいですね。

 

f:id:nenjin:20171023173035j:plain

倶知安で乗り換え…

 

f:id:nenjin:20171023173049j:plain

長万部で特急ニセコ号とまんべくんに遭遇し…

 

f:id:nenjin:20171023173112j:plain

森駅でバカ停して…

 

f:id:nenjin:20171023173530j:plain

新函館北斗駅に到着。

バスで函館港に向かいました。

 

さらば北海道、また来る日まで…

今度は列車だけじゃなくて自転車なんかも使って北海道の大自然を満喫してみたいものですね。

ここまで閲覧ありがとうございました。

北海道遠征7日目 アポイ岳散策+日高の駅巡り

前回からの続きです。

様似の港で始発のバスの時間まで待って駅前から襟裳岬方面行きのバスに乗ります。

 

f:id:nenjin:20171023164018j:plain

今回散策するのはアポイ岳。橄欖岩(かんらんがん)でできている地質学的に珍しい山で、ジオパークにも認定されている…だそうです。様似町もここのPRに力を入れているようです。

アポイマイマイやヒメチャマダラセセリなどの珍しい生き物も多種生息しているとか。実際この様似に来たのもアポイマイマイを見ることが最大の目標なんですよね。

 

 

f:id:nenjin:20171023164650j:plain

散策中に良さげな沢を発見、少し覗いてみるとニホンザリガニがいました。

お初です。ウチダザリガニやその他外来ザリガニ勢のようなゴツさはないですね。

もちろん持って帰れないのでそのまま写真だけ捕ってリリース。

 

3時間くらい山道を散策して下山しました。

 

え、アポイマイマイ

見れませんでした…( ◞‸◟ )

まぁこういうこともありますよね。経験積んでまた来年にでも出直してきます。

 

気を取り直して日高本線の駅巡りに戻ります。

新冠以南は車で全駅行ったのですが、まだ訪問していない駅もいくつかありまして。

前日に行った駅もまとめて記しておきます。

 

f:id:nenjin:20171023154143j:plain
f:id:nenjin:20171023154152j:plain

節婦 せっぷ -日高本線

前日(9/1)に訪問。こぢんまりした新しめの駅舎ですね。

 

f:id:nenjin:20171023170636j:plain
f:id:nenjin:20171023153937j:plain

f:id:nenjin:20171023153927j:plain

大狩部 おおかりべ -日高本線

前日に訪問。海のすぐ側にあり夕日がとても美しい駅です。コンクリでできた小さな待合室がホームの山手に設けられています。

 

f:id:nenjin:20171023153823j:plain
f:id:nenjin:20171023153839j:plain

厚賀 あつが -日高本線

厚賀というのは合成地名らしいですね。木製のそこそこ立派な駅舎。

 

f:id:nenjin:20171023153416j:plain
f:id:nenjin:20171023153423j:plain

f:id:nenjin:20171023170602j:plain

清畠 きよはた -日高本線

前日に訪問。ホームの向かいには草原が広がっておりその先に太平洋が見えます。

北海道らしい風景。

 

f:id:nenjin:20171023153718j:plain
f:id:nenjin:20171023153725j:plain

豊郷 とよさと -日高本線

前日に訪問。駅舎は清畠駅のものと似ています。背の高い草が邪魔して海は見えません。

 

f:id:nenjin:20171020205618j:plain
f:id:nenjin:20171020205758j:plain

日高門別 ひだかもんべつ -日高本線

8/30に訪問。

 

f:id:nenjin:20171023171136j:plain
f:id:nenjin:20171023171149j:plain

富川 とみかわ -日高本線

汐見駅訪問後にここに降り立って日高本線の休止中駅は全駅訪問達成。駅舎は立派でトイレもあります。

 

f:id:nenjin:20171023171240j:plain
f:id:nenjin:20171023171247j:plain

汐見 しおみ -日高本線

ここには乗降者調査員の方がいました。国道から離れた場所に位置しているのでやはり利用者も少ないんでしょうね…

 

とりあえず大したアクシデントもなく見たいものは見て回れて一安心。

そのまま苫小牧で電車に乗り換え札幌のネカフェで宿泊しました。

 

次回は北海道最終日。続きます。

北海道遠征6日目 様似で野宿

釧路で月をまたぎました。釧路市街のホテルを出て車を返しに千歳に戻ります。

この日はかなり時間に余裕があったので石勝線の途中駅を訪問することに。

 

最初に訪れたのはトマム

道内でも有数のリゾート地ですが、普通列車が運行していない山岳区間にあるのでなかなか降りる機会がありませんでした。

 

f:id:nenjin:20171023152554j:plain
f:id:nenjin:20171023152602j:plain

トマム とまむ (K22) -石勝線

駅舎と駅名標

 

f:id:nenjin:20171023154348j:plain

高原らしく山岳性の蝶がいました。

エルタテハというタテハチョウの仲間。北海道以外では長野県などの高山地帯に分布するようです。

 

次に向かったのも同じく普通列車の来ない駅である占冠駅。

f:id:nenjin:20171023153004j:plain
f:id:nenjin:20171023153014j:plain

占冠 しむかっぷ (K21) -石勝線

 

こちらには普通の駅名標に加えて吊下式のものもありました。

占冠村の中心駅ですが、停車する列車はトマムよりもさらに少ないです。

 

新千歳空港に着いて車を返したあとは日高本線休止区間の駅巡りを再開しました。

この日は豊郷・清畠・大狩部・節婦の4駅を訪問しました。駅舎や駅名標の画像は後日まとめて載せることとします。

 

この日の最終目的地は日高本線の南端、様似。港で徹夜して夜釣りからのアポイ岳散策という頭のおかしいスケジュールですが、日高地方の宿泊施設が少なすぎるのでやむなし……

 

f:id:nenjin:20171023155707j:plain

様似の港で釣れたウグイ。目測30cm。

他はクロソイやカニが釣れたくらいで特に目ぼしい収穫があったわけではありませんでした。楽しいんですけどね。

 

それにしても寒い……いくら北海道でも夏だからと高をくくって羽織るものを持ってこなかったのですが、ここで苦しむこととなりました。

その割に蚊はいるわ、潮風で体や服がベタベタになるわ……

野宿の際の防寒対策と虫よけは抜かりなくすべきという教訓になりました。良い子は真似しないでね。

 

7日目に続きます。

北海道遠征5日目② ヤツメの洗礼と夜の釧路五目釣り

今回回る予定だった廃線の遺構を一通り見た後は時間の余裕を見て川で少しガサガサ。

海パンとクロックスで川にダイブしブッシュに網を入れて最初に捕れたのは…

 

f:id:nenjin:20171020224114j:plain

f:id:nenjin:20171020224108j:plain

ヤツメ…!かわいい……!

アンモシーテス(幼生)は何度も目にしたことはあるのですが実際に成魚を捕るのは初めてです。嬉しい…

シベリアヤツメでしょうかね。ちなみに吸い付かれても顎がないので全く痛くないです。吸盤のような独特の感触でむしろ心地よい。

 

f:id:nenjin:20171020224053j:plain

ハナカジカも捕れました。

エゾハナカジカと迷ったのですが、胸鰭軟条数が14だったのでハナカジカだろうと判断しました(エゾハナカジカは16以上)。

 

そしてこの日の宿泊地である釧路へ。

ここではフォロワーさん待ち合わせて夜釣り。

 

f:id:nenjin:20171020225226j:plain

キュウリウオ

 

f:id:nenjin:20171020225231j:plain

コマイ

 

f:id:nenjin:20171020225236j:plain

クロガレイ

 

f:id:nenjin:20171020225242j:plain

ウグイ

 

f:id:nenjin:20171020225448p:plain

ワカサギ(水汲みバケツ引き上げたら入ってましたw)

 

と、サビキと落とし込みメインではあったものの北海道ならではの魚のオンパレード。

他にガヤやドンコまで釣れ、晩夏の夜の釧路を堪能できました。

ありがとうリーブスくん。感謝感激雨あられです。

 

次回へ続きます。

北海道遠征5日目① 十勝の廃線巡り

前日に続いて十勝の廃線遺構巡りです。

帯広市街を早朝に後にし、士幌駅跡へ。

 

f:id:nenjin:20171020220923j:plain

士幌 しほろ -国鉄士幌線(廃)

駅舎や線路が保存されています。

 

f:id:nenjin:20171020220931j:plain
f:id:nenjin:20171020220955j:plain

士幌と隣の中士幌の駅名標も。

 

f:id:nenjin:20171020221007j:plain
f:id:nenjin:20171020221012j:plain

士幌線の遺構といえば最も有名なのはこのタウシュベツ川橋梁ですよね。

経年劣化が激しくもうすぐ崩落するんじゃないかとすら言われているようなのでお早めにどうぞ!

時間が許せば十勝三股や糠平にも行きたかったのですが、次の機会に持ち越しですね…

 

f:id:nenjin:20171020222220j:plain
f:id:nenjin:20171020222228j:plain

続いてちほく高原鉄道の廃駅へ。

陸別の道の駅に設置されている陸別・分線の駅名標

ここではちほく高原鉄道で実際に使用されていた車両が動態保存されており体験運転などもできるようです。

 

f:id:nenjin:20171020222723j:plain
f:id:nenjin:20171020222731j:plain
f:id:nenjin:20171020222737j:plain
f:id:nenjin:20171020222743j:plain

ちほく高原鉄道で使われていた駅名標たち。

今も見ることができるのはこの4駅だけですかね。

足寄と本別は陸別のものと同じく道の駅に保存されています。

 

後編に続きます。

 

北海道遠征4日目 日高本線休止区間+広尾線遺構巡り

8月30日、北海道旅行4日目。

この日のメインは今回の旅の主目的、休止中の日高本線の駅巡りです。

いつ廃止になってもおかしくない状況だから早めに行っておくに越したことはないだろう、ということで旅程を立て始めたのがこの遠征の原点です。

 

新千歳空港でフォロワーと合流、レンタカーでいざ日高へ。

 

以下、この日巡った駅の駅舎と駅名標

 

f:id:nenjin:20171020205618j:plain
f:id:nenjin:20171020205758j:plain

日高門別 ひだかもんべつ -日高本線

日高町の中心駅だけあって、それなりに立派な駅舎です。

 

f:id:nenjin:20171020210105j:plain
f:id:nenjin:20171020210205j:plain

新冠 にいかっぷ -日高本線

日高門別新冠で何駅か飛ばしてますがちゃんと後日訪問しました。

 

f:id:nenjin:20171020211355j:plain
f:id:nenjin:20171020211401j:plain

静内 しずない -日高本線

この辺りでは割と大きな町である新ひだか町の中心駅です。

鵡川から様似へ代行バスで行く際も直通の便はなく、この駅で乗り換える形になります。

 

f:id:nenjin:20171020211751j:plain
f:id:nenjin:20171020211756j:plain

東静内 ひがししずない -日高本線

隣の静内駅からはかなり距離があります。

 

f:id:nenjin:20171020211941j:plain
f:id:nenjin:20171020211946j:plain

春立 はるたち -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020211954j:plain
f:id:nenjin:20171020212003j:plain

日高東別 ひだかとうべつ -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020212241j:plain

駅舎の内壁にオオミズアオがいました。

 

f:id:nenjin:20171020212621j:plain
f:id:nenjin:20171020212627j:plain

日高三石 ひだかみついし -日高本線

ミツイシコンブの三石ですね。

 

f:id:nenjin:20171020212634j:plain
f:id:nenjin:20171020212641j:plain

蓬栄 ほうえい -日高本線

駅名標のフォントには他で見ないものが使われています。

枠も新しいですしどこかしらのタイミングで新調されたんですかね?

 

f:id:nenjin:20171020212657j:plain
f:id:nenjin:20171020212705j:plain

本桐 ほんきり -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020213053j:plain
f:id:nenjin:20171020213058j:plain

荻伏 おぎふし -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020213105j:plain
f:id:nenjin:20171020213110j:plain

絵笛 えふえ -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020213116j:plain

駅舎の壁に止まっていたクジャクチョウ

孔雀の名に恥じない美しい蝶ですね。日本では本州の高山地帯と北海道にのみ生息する北方系の蝶です。

 

f:id:nenjin:20171020213130j:plain
f:id:nenjin:20171020213137j:plain

浦河 うらかわ -日高本線

日高振興局所在地である浦河町の中心駅ですが町の中心部からは少し離れています。運休の影響で駅の窓口は無人でした。

 

f:id:nenjin:20171020213822j:plain
f:id:nenjin:20171020213816j:plain

東町 ひがしちょう -日高本線

肝心の駅舎を撮り忘れるという失態。画像は崩落の危険から立ち入り禁止となり虎ロープが張られたホームです。

駅名標を撮るのもホームの向かいの道から回っていくしかないです。

 

f:id:nenjin:20171020213832j:plain
f:id:nenjin:20171020213837j:plain

日高幌別 ひだかほろべつ -日高本線

駅舎は郵便局と併設されています。

 

f:id:nenjin:20171020213846j:plain
f:id:nenjin:20171020213852j:plain

鵜苫 うとま -日高本線

旧客車を利用した駅舎。日高本線のみならず北海道全域でよく見られますね。

 

f:id:nenjin:20171020214353j:plain
f:id:nenjin:20171020214358j:plain

西様似 にしさまに -日高本線

 

f:id:nenjin:20171020214405j:plain
f:id:nenjin:20171020214411j:plain

様似 さまに -日高本線

苫小牧から続いてきた長大な盲腸線もここで終わりです。

駅もさほど大きな規模ではありませんが観光案内所が併設されています。

 

様似からは襟裳国道を越えて十勝へ。

現在こそ根室本線しか鉄道の通っていない十勝地方ですが、かつては池田から北見に向かう池北線や広尾線士幌線などの盲腸線も通っていました。

この日は広尾線関連の遺構の数々を見て回りました。

 

f:id:nenjin:20171020215339j:plain
f:id:nenjin:20171020215347j:plain
f:id:nenjin:20171020215357j:plain
f:id:nenjin:20171020215403j:plain

忠類 ちゅうるい -国鉄広尾線(廃)

 

ほぼ廃止時そのままの姿を保つ駅跡。駅舎や駅名標のほか、ホームや線路も良好な状態で残されています。

4枚目はここで見られたアカマダラ。北海道固有の小型の蝶です。

 

f:id:nenjin:20171020215629j:plain

廃駅そのものではありませんが上更別駅の駅名標。道の駅さらべつに保存されています。

どうでもいいですがこの道の駅の生乳ソフトクリームがめっちゃ美味しいです。近くを通る際はぜひ。

 

f:id:nenjin:20171020215932j:plain
f:id:nenjin:20171020215940j:plain
f:id:nenjin:20171020215946j:plain
f:id:nenjin:20171020215953j:plain

幸福 こうふく -国鉄広尾線(廃)

 

駅舎に名刺やメッセージカードを貼り付けていけば幸運が訪れるパワースポット(?)としても有名な幸福駅跡。

割と人が多いです。観光地化されすぎていて廃駅といった雰囲気はあまりないですね……

 

f:id:nenjin:20171020220249j:plain
f:id:nenjin:20171020220254j:plain
f:id:nenjin:20171020220306j:plain
f:id:nenjin:20171020220301j:plain

愛国 あいこく -国鉄広尾線(廃)

 

愛国駅跡。ホームや車両が保存されています。

駅舎内は小さな鉄道博物館のようになってます。

 

ちょうど日も暮れてきたところで帯広市内に向かい駅前ホテルに宿泊。

北海道の旅はまだまだ続きます。

北海道遠征3日目 円山原始林のカタツムリ+α

8月29日。この日は始発で室蘭を出発。

小雨がぱらつく中、向かった先は札幌の円山公園

陸貝を探すには絶好の天気です。

 

f:id:nenjin:20171019025653j:plain

こんなとこ。原始林エリア内は天然記念物なので採集はできません。

 

f:id:nenjin:20171019025800j:plain

f:id:nenjin:20171019025920j:plain

最も個体数が多かったのがこのサッポロマイマイ Euhadra brandtii sapporo

樹上性の種類らしく木の幹にへばりついている個体が多かったです。

 

f:id:nenjin:20171019030056j:plain

こちらはエゾマイマイ Ezohelix gainesi

地表性です。

樹上のサッポロマイマイ、低木・草本上のヒメマイマイ、地表のエゾマイマイという風に棲み分けがなされているのが見て取れました。

 

f:id:nenjin:20171019030615j:plain

そしてそこそこの個体数が確認できた青いワラジムシ

イリドウイルスに感染するとこうなるらしい。

左の小さいカタツムリはパツラマイマイですかね?

 

他にもエゾリスを見ることができるなどなかなか面白い場所でした。こんな環境が札幌の市街地のすぐ脇にあるというのが素晴らしいですね。

 

 

おまけ

その後は飯がてらこんなものを見に行きました。

f:id:nenjin:20171019031413j:plain

釜谷臼(現・あいの里公園)駅の古い駅名標です。

JR札沼線篠路駅から東へ徒歩5分程度のうどん屋さんに設置してあります。駅名標やサインシステム好きな方はどうぞ。

 

4日目へつづく