秋分の福島プチ遠征 その1 会津編
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2週連続の3連休。
前回に引き続き、那須を拠点にしての旅です。どこに行こうか悩んだ末、今回は福島方面をチョイスしました。
連休初日の9/21、朝5時に起床。

塩原温泉郷を抜け、121号線ルートで福島県に入ります。そのまま、予めGoogleマップで目星をつけた南会津の渓流を目指しました。

木々の翠が溶け込んだような奥ゆかしい水の色。
今日はリールを使ったウキ釣りで攻めます。

数百m遡行し、画像の堰堤の向こう岸にミミズを飛ばすと、


幸先よく小ヤマメがヒット。
堰堤の上の区間でも何度かアタリがあり、何度かバラシも挟みつつ、3尾のヤマメを釣り上げることができました。時期柄、やはりサビが入り始めている個体が多いですね。
キープサイズの1尾をお持ち帰り。
ここで一旦退渓し、更に深山幽谷の源流域へと分け入っていきます。
鬱蒼とした林に覆われ、川岸には苔むした石が転がる私好みの渓です。

こまめにポイントを移しながらミミズを流していると、白泡の際の淀みでウキがピクピクと震える微妙な魚信。
少し待ってからアワセを入れると、暗色の魚体が身をくねらせて躍り出ました。ぬるりとした質感は、ヤマメのそれとは明らかに異なります。

小ぶりながら、黒褐色を基調とした体色と鰭のオレンジのコントラストが映える、なかなかの美イワナでした。

似たようなポイントで、25cmほどの良型イワナがヒット。流心に入られると厳しい戦いとなるので、ファイトしながら川に立ちこんで、水面に浮き上がったところをすかさずネットイン。
体高もあり、これぞ源流の天然魚といった完璧なコンディションです。イワナのメッカ、南会津の実力は伊達ではありませんね。
朝のフィーバータイムも過ぎ、アタリが遠のいてきたので、納竿して会津若松方面へ車を走らせます。
途中小休憩のために立ち寄ったコンビニで、会津らしく赤べこのガチャガチャを発見。

一目惚れして回してしまいました。
気を取り直して次のフィールドへ。
ガサガサを楽しみたいところですが、小雨がぱらつく天気なので、果たしてどうなるか。

以前ヤリタナゴやゲンゴロウなどを確認した田園地帯の小河川は増水気味でしたが、川に入れないレベルではなく一安心。


新仔サイズのタイリクバラタナゴに加え、ヤリタナゴもコンスタントに網に入ってきます。
秋口なので婚姻色はすっかり抜けてしまっていますが、朱色がほんのり残った臀鰭の優しい色合いもこれはこれで良いものです。


オイカワとタモロコ。西日本では川ガサの定番中の定番といえる魚種ですが、この会津ではどちらも外来種にあたります。

泥ごと掬うと、ドジョウがウニョウニョ。

よくわからないヨシノボリも。現在の分類ではトウヨシノボリにあたるようですが、雰囲気はむしろ西日本のシマヒレヨシノボリに近い印象です。
続いて、2か所目のガサガサポイントに移動。
昨年太平洋系陸封型イトヨが多く見られた、清澄な湧水河川ですが…


捕れたのは可愛いサイズのナマズや、タモロコのみ。ウェーダー越しでも脚が冷えてくるほど水温の低い川なので、観察ケースが曇っています。
イトヨは結局見つかりませんでした。私の採集スキルが未熟なだけだとよいのですが…環境の変化に弱い魚だけに、少し心配ですね。


会津坂下の「坂下ドライブイン」で遅めの昼食。会津名物の馬刺しが破格の値段で楽しめる、昔ながらの食堂です。
欲張って馬刺しとモツ煮を両方つけた定食を頼みましたが、なんとこのボリュームで1700円。
観光のメインとなる会津若松方面からは少し離れていますが、会津に来た際には是非足を運んでいただきたい名店です。
午後は猪苗代湖に注ぐ水路でタナゴ釣り。


ヒシが繁茂する浅めのポイントで竿を出します。極めて繊細な仕掛けを使うので、草に引っ掛けたりしないよう慎重な取り扱いが必要です。ガサツな私には若干アンマッチな釣りかもしれません。
赤虫をチョン掛けして静かに投入すると、数秒でアタリがあります。ポイントさえ見つけてしまえば比較的イージーな釣りではあるのですが、口が小さいので、ウキや糸の微細な動きを見極め、適切なタイミングでアワセを入れないとすぐにバレてしまいます。数を釣るためには腕と道具が肝となるのでゲーム性があり、なかなか奥深い世界のようです。

ここでは小型のヤリタナゴが大勢を占めており、雄と雌がほぼ半々の割合で釣れました。

たまにカネヒラの雌が掛かりますが、婚姻色鮮やかな雄とは結局出会えず終い。
雨足が強くなるまでの1時間でヤリタナゴ32、カネヒラ4、ウグイ1というぼちぼちの釣果。
夕マズメは、さらなる渓流魚との出会いを求め、雨合羽を着て裏磐梯の源流域に入りました。

低木が生い茂り、車道からも離れているかなり辺鄙な場所なので、入渓に少々難儀しました。
ただ、そのような立地のお陰でスレとは無縁なのか、魚からのコンタクトはすぐに得られ…


雨で濁った流れから飛び出してきたのは、私の人差し指より少し太い程度のイワナ。
頭部背面は、白点ではなく独特の流れ紋に覆われています。体色は全体的に黄色っぽく、黄金糖のように透明感のある繊細な美しさを持った個体でした。


高級旅館のような佇まいながら、アメニティ・ドライヤー等備え付けで500円という安さ。おまけにこの時は私以外に客もおらず、貸し切り状態でした。
ほんのり硫黄の香りのするお湯の余韻に浸りながら、帰路につきました。
おまけ

この日釣った渓魚たちはムニエルになりました。皮目の旨みを活かすならやっぱりこれ!
鰭までぺろりと平らげました。