あけましておめでとうございます。
昨年の年末年始はいろいろあって自宅で年を越すことになったのですが、今年は関西に帰省し、恙無く元旦を迎えました。何事も平穏が一番。2025年は災厄の少ない年でありますように。
さて、年越しムードもそっちのけで、三が日早々初釣りへ。未明3時半に起き、夜明け前の名神高速を西へ走ります。
行き先は淡路島。四国方面へは鉄道で行くことが多かったので、車で明石海峡大橋を渡るのは地味に初めてです。
淡路島北端の淡路SAで一休み。
この時間は橋のイルミネーションはありませんが、対岸の舞子・明石市街の夜景は見事です。
空が白みかけてきた頃、目的地の堤防に到着。
釣具の準備をしながら、大阪湾の対岸から昇る美しい朝日を堪能しました。
淡路島、朝日とくれば、関西人なら誰もが脳裡によぎるあのCMのフレーズ。さぁ皆さんもご一緒に!
朝日に輝く、ホテルニューアワジ。
あなたを癒す、洲本温泉 淡路棚田の湯、くにうみの湯。
ホテルニュ〜⤴︎ア〜ワ〜ジ〜♪
さて、大物狙いのバナメイエビのブッコミ仕掛けと、小物狙いの胴突き仕掛けをセットし、鈴をつけてアタリを待ちます。
早速、胴突きの方に小刻みな魚信。
2025年ファーストフィッシュは、果たして…
ホシササノハベラの若魚でした。
餌取りの定番ですが、ちょうど赤と白のカラーリングですし、正月に相応しいおめでたい魚と好意的に解釈しました。
次いで、ブッコミ竿の鈴が鳴ります。
よもや、大物か!?喜び勇んで合わせるも、重量感だけの鈍い引き。
うん、デカめのフグだな…顔を見なくても分かります。一応、丁寧にタモでランディング。
尺越えのヒガンフグ。
関東ではコモンフグやクサフグと比べると見る機会は少ない魚ですが、この港ではその後もつ抜けを達成する勢いでヒガンフグが釣れ、その猛攻っぷりに辟易することとなりました。
所変われば餌取りも変わるものです。
波止際の数m沖には、アジフライサイズのマアジが群れていました。
ウキを持ってきていないので、ダイレクトに群れを狙うことはできないものの、胴突きを中層に留めておくとたまに掛かってきます。周りには、サビキで専らアジを狙っている方も結構おられました。
日が昇るにつれ、アジは姿を消していき、代わりにスズメダイが活発になってきました。
ボトムを責めるとアナハゼ。
ハゼとつきますが、ハゼの仲間ではなくカジカ科に属する魚です。繁殖期の雄は生殖突起が目立つため、チ○ポダシという不名誉な地方名もあります。
20cmほどのコブダイの若魚とも出逢うことができました。
この大きさの個体は、まだベラ科魚類らしい姿をしており、コブの発達した大型の雄とは似ても似つかない見た目です。
海の色をそのまま宿したような、深い藍色の瞳が魅力的ですね。
この辺で午前の釣りは終了。
イオンに移動し、マクドナルドで飯を摂りました。
移動中に見つけた神社の石碑。これ、なんと読むか分かりますか?
日本語かどうかも分かりかねるほどの難読っぷりですが、「おのころじまじんじゃ」と読みます。
自凝島神社とも書き、「国産み神話」とゆかりの深い、由緒正しい神社だそうです。イザナギノミコトが日本列島を作ろうと矛で泥をかき回した際、滴り落ちた雫が淡路島になった、というあれですね。(うろ覚え)
午後は、先程とは別の漁港で釣りを再開しました。見ての通り、かなりの透明度です。
ここでの1尾目はカワハギ。
釣って楽しく、食べて美味しく、顔も可愛い、3拍子揃った私の大好きな魚です。
かなり赤みの強い個体でした。
ヒガンフグの猛攻は相変わらずです。
とはいえ、個体ごとに模様が大きく異なる点は興味をそそられますし、フグとはいえ尺クラスの魚がバンバン掛かるというのは、シンプルに釣りごたえがあって面白いです。
こちらはコモンフグ。クサフグと混同されやすいためか、釣れる頻度の割に知名度は低い印象です。
カサゴの子供。こちらの方では専ら「ガシラ」ですね。九州の方だとアラカブと呼んだりします。
同行した父親が穴釣りで釣ったショウジンガニ。
味噌汁に入れるとなかなか美味いダシが取れるそうで、お持ち帰り決定です。
日没と同時に納竿しました。
結局、マアジ×3、アナハゼ、コブダイ、カワハギ、ショウジンガニをキープ。爆釣とは言えずとも、カニ込みで十目を達成し、厳寒期にしてはなかなか楽しめました。ただ、ブッコミのメインターゲット、コブの出た大型のコブダイとは出逢えず終い。
魚影は濃いようですので、またリベンジしに来なくてはいけませんね。
復路も淡路SAに立ち寄り、橋を眺めて帰りました。
今度はイルミネーションつき。運転の疲れも吹き飛ぶ絶景です。