立冬の日本海縦貫ドライブ
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先日、休日出勤の代休を使い、6日間に及ぶ長丁場で日本海側を車で回ってきました。(嫁は先約があり、不参加)
だんだん肌寒くなり、魚たちも活性を失ってくる少々微妙な時期。全体的に天気にも恵まれず、釣りはあまりできませんでしたが、ガサガサの方は結構満喫しましたし、初魚種との邂逅も果たせました。書き出すと長くなりそうですが、時間もあまりないので簡潔にダイジェスト形式で。
1日目(藤沢→大野→福井)
朝6時に起床。新東名→東海環状道→東海北陸道→中部縦貫道と経由して福井県大野市へ。



越前大野城と数多の湧水を有するこの街には太平洋系陸封型イトヨが生息していて、「本願清水イトヨの里」という施設で野生のイトヨを観察することができます。



福井方面に移動する道すがらガサガサを楽しみました。主な収穫はカマツカ、ニシシマドジョウ、ヌマムツなど。北陸で魚を採集した経験が数えるほどしかないので、地元の関西と似たような面子なのが逆に新鮮でした。
8番らーめんに舌鼓を打った後、福井市内の快活CLUBで宿泊。
2日目(福井→小松→金沢)



朝からガサガサを敢行。九頭竜川のとある支流でカジカ中卵型などを採集しました。
永平寺町の川魚料理屋、さぎり屋さんで早めのお昼。福井名物アラレガコの唐揚げをいただきました。アラレガコとはアユカケの地方名。九頭竜川の生息地が天然記念物に指定されるなど手厚く守られる一方で、食用に供するために養殖が行われており、こうして賞味することができます。



県境をまたいで石川県へ。福井と石川の県境に建つ「越前加賀県境の館」は、県境フェチ垂涎のハコモノです。
ガサガサでミナミアカヒレタビラのポイントを開拓することにしました。苦戦しつつもなんとか♀を1尾捕獲。同所ではキタノメダカやタイリクバラタナゴなども見られました。



スーパーで食材を買い込んでから、金沢市内の安ホテルにチェックイン。解禁したての輪島の香箱ガニと、氷見のブリを肴に一人宴。まさかカニが食えると思っていなかっただけに、僥倖でした。
3日目(金沢→珠洲→富山→鶴岡)
金沢近郊の川で少しガサガサ後、のと里山海道経由で能登方面へ。



輪島を経て能登半島の先端にある珠洲市まで行き、道の駅での買い物や、一時期話題になった巨大なイカのモニュメント・イカキングとの邂逅を楽しんできました。地震の爪痕がまだ癒えぬ街々で、人々は談笑し、前を向いて日々の暮らしを営んでいました。
伝統と農山漁村文化が息づくこの地が、元気に復興を遂げることを切に願っています。



能越道で富山県に入り、ここでもガサガサ。40cmを優に超えた肉付きの良いナマズが捕れました。湧水が豊富で水の澄んだ川で捕れたので、美味いに違いありませんが、旅先なので恩赦。
北陸道から日東道を経て、新潟県を縦断し、山形県は鶴岡の快活CLUBに投宿。この日の運転距離は700kmを超えていました。
4日目(鶴岡→横手→秋田)



早起きの甲斐あって、たまたま立ち寄った水路で待望のシナイモツゴとの出会いを果たせました。以前にも新潟、山形、秋田の3県で探したものの、惨敗を喫した因縁の魚でもあります。鈍い金色の光沢をたたえた寸詰まりのスタイルは、他のどの魚とも異なるオーラを放っています。同じ水路でナガブナ?やギバチも確認。



内陸の雄勝峠を抜けて秋田県へ。釣りキチ三平の生みの親、矢口高雄の尽力により開設された横手市の増田まんが美術館へ立ち寄りました。なんと入館無料。オリジナルのポスターをお土産に買って帰りました。



夕マズメは俄雨に降られながら、去年も来たポイントでゼニタナゴ釣り。夥しい数のキタノアカヒレタビラの群れに混じっていることを祈るガチャじみた釣りにはなってしまいますが、今年も優しい桃色の婚姻色を拝むことができました。嬉しいゲスト、キンブナを釣り上げたところで納竿。



秋田市内のホテルに到着後、市内随一の繁華街・大町に出て郷土料理と日本酒を堪能。きりたんぽ、ハタハタの塩焼きなど、店をはしごして秋田名物をかっ喰らいました。中でも気に入ったのが蓴菜(じゅんさい)。ゼラチン質に覆われた不思議な水草で、心地よい青臭さと喉越しが癖になる珍味です。
5日目(秋田→鯵ヶ沢→竜飛崎→大館)



いよいよ本州の北の果て、青森県に入ります。世界遺産・白神山地の麓の川に入ると、長旅を終えたサケたちが使命を終えて息絶えていました。北海道で遡上するサケの姿を観察したことはありますが、その旅の果てを目の当たりにしたのは初めてで、なかなかどうして目頭が熱くなりました。
漁港も覗いてみましたが、穏やかな港内ですら白波が立ちまくっている荒れ具合で、釣りは断念。時間ができたのでプランを変更し、津軽半島最北端の竜飛崎を目指して車を走らせることに。



深浦では津軽のエアーズロックこと大岩に登り、鯵ヶ沢ではヒラメの漬け丼を賞味。青森県はヒラメの漁獲量が日本一。県魚にも指定され、まさに県を象徴する魚といえます。
平野部でのガサガサでは、地味に初魚種となるジュズカケハゼを捕獲。



各所で寄り道を挟みつつ、なんとか明るいうちに竜飛崎に到達できました。海を挟んだすぐ先は北海道。日本唯一の階段国道や、爆音で津軽海峡冬景色を流し続ける記念碑など、話のタネにも事欠かないスポットです。
大鰐温泉の公衆浴場で運転の疲れを癒した後、再び秋田県に戻り、大館の快活CLUBに泊まりました。
6日目(大館→遠野→藤沢)



最終日。大湯環状列石という縄文時代の遺跡に立ち寄った後、民話の郷・遠野市で嫁から頼まれた「はむかっぱ」を買って帰路につきました。
国見SAから眺める福島盆地はいつ見ても良いものですね。ご当地グルメも味わえるおすすめのSAです。
その後、事故渋滞に翻弄され、21時にようやく帰宅。過酷なドライブ旅でした。