なまずのねどこ

ちょっとオタク寄りな旅の記録。B級スポットとか県境とか廃線めぐりとか魚捕りとか。常にどこかに出かけていたいしがない社会人。

佐久っと日帰りトラウト釣行


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梅雨真っ只中のとある休日、丸一日自由な時間がとれたので、長野県佐久地方に日帰り釣行に行ってきました。

 

中央道の渋滞を避けるため、朝4時半に起床。

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双葉SAで休憩を挟みつつ、6時半頃には長野県に入りました。

 

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JRでもっとも標高の高い地点として知られる、野辺山のコンビニで遊漁券を購入。

2,000円という一見高めの遊漁料ではありますが、これ1枚で2町4村にまたがる広大なエリアを釣り歩けると考えれば、なかなかのコスパかと思います。

 


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7時過ぎに南相木村の立岩湖に到着。

今回は、日本では信州でしか狙えないとあるマスがターゲットです。

 

釣り方は投げサビキ。

竿は家にあった適当な投げ竿、ウキは10号のサビキウキ。コマセはアミエビとグレ用の集魚剤をブレンドするのがベストのようですが、横着な私はアミ姫のようなチューブ状のコマセを使いました。

下調べして準備はしたものの、おおよそ淡水の釣りとは思えないタックルですので、半信半疑で仕掛けを投げ入れます。

 

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1投目でピクピクと微かなアタリ。

バレないよう慎重に引き寄せて…

 

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あっさり釣れてしまいました。

今回の狙い、シナノユキマスです。

信州の固有種っぽい名前ですが、ヨーロッパ原産の外来種

長野県の新たな名産魚となるよう、雪を思わせる白銀の見た目からその名がつけられました。

 


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そのまま続けていくと、結構な頻度でアタリがあります。

一般的なトラウトの野生味溢れるイメージとはまた違う、優しい顔をしていますね。

ウグイとイワシ類を足して2で割ったような顔。

見回りに来た漁協のおじさん曰く、この日はユキマスの活性が高く、表層近くに群れがいたようです。お陰でタナ取りが容易でした。

 

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その後もコンスタントに釣れ続け、2時間ほどでコマセがなくなったので納竿。

最終的には10匹を確保。小物ばかりでしたが、晩飯のおかずには十分すぎる量でしょう。

 

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立岩湖に別れを告げ、渓流釣りに転戦すべく車を走らせます。

とはいえ前日に雨が降ったせいで、本流級の川は軒並みどちゃ濁り。

 

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比較的増水の影響が少ない良さげな支流を発見し、いざ入渓。

 

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ミミズを流心に投入すると、20cmほどのヤマメがヒット。

最近は伊豆でアマゴばかり狙っていたので、久々のヤマメの釣果に思わず小躍り。この辺りは日本海に注ぐ千曲川(信濃川)の水系なので、ヤマメの分布域。県境を跨いだ山梨県側は富士川水系で、アマゴの分布域となります。

 

続いてイワナらしき魚を掛けますが、あと少しのところでバラしてしまいました。

 

イワナが釣れなかったことが少々心残りですが、伊豆とは桁違いの魚影の濃さに満足して退渓。

気付けば昼下がりになっており、お腹も減ったので、おにぎりを頬張りながら移動します。

 

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さて、山梨県に戻ってきました。

お次はガサガサで山梨ならではの魚を狙います…

が、その前に。

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道中で見つけたほうとうのお店に入り、お腹を満たしました。

睡眠不足気味の体に染み渡ります。

 

適当に見つけた川に入り…


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石を起こして下流に構えた網に追い込むオーソドックスなメソッドでサクッと捕獲。

カワヨシノボリ(富士型)です。

多くの地域で見られるカワヨシノボリ(無斑型)は雄の第一背鰭が烏帽子型に伸長するのですが、この富士型は雄でも第一背鰭が伸びず、丸っこい形をしています。

富士川水系を中心としたいくつかの水系にのみ分布するご当地魚ですが、カワヨシノボリですので、ある程度綺麗な川であれば普通に見られる可能性が高そうです。

 

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同所的に見られたアブラハヤ。

東日本寄りの地域だと本当にどこにでもいますね。

関西にも分布はしていますが、京都に住んでいた頃はそこまで頻繁に見る魚ではなかった気がします。

 

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同じ水系の上流に移動し、夕マズメでアマゴを狙います。

とはいえ、やはり首都圏からのアクセスが良い分、スレにスレまくった山梨の渓は甘くなく、1バイトも得ることなく日が暮れてしまいました。

 

尻すぼみにはなりましたが、色々な魚に出会えた良い休日でした。

 

おまけ

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釣れたシナノユキマスは後日、アクアパッツァにして頂きました。

なかなか良いダシが出ていましたよ。